DISH//【SING-A-LONG feat.アイナ・ジ・エンド（BiSH）】ティザー映像を考察！

撮影場所は1月の横浜港にあるとある倉庫。

当日の気温は摂氏0度に近い極寒だったといわれています。

極限状態の中、両者は命を削るようなパフォーマンスを見せてくれたのです。

北村匠海の甘い歌声とアイナ・ジ・エンドのパンキッシュな歌声が融合することで起きた化学反応。

ファンでなくとも目を離すことができない耽美な世界観が生まれた瞬間です。

OKAMOTO'S制作の『僕たちがやりました』以降より強固なバンドサウンドを獲得したDISH//。

『SING-A-LONG feat.アイナ・ジ・エンド(BiSH)』もパンキッシュな演奏が聴きどころです。

クレジットを見ると楽曲制作は松隈ケンタ＆JxSxKと表記されています。

実はBiSH及び関連アイドルのほぼすべての楽曲を手掛けるのがこの2人なのです。

画像の前列中央の金髪の男性が松隈ケンタ、そして最後尾の男性がJxSxK。

ちなみにJxSxKとはBiSHのプロデューサー兼所属事務所WACKの渡辺淳之介社長のことです。

暗い地下室のような空間。

泉大智、矢部昌暉、橘柊生、北村匠海の順にクローズアップで映されるメンバー。

そしてタイトルコールと共に白く輝くアイナ・ジ・エンドが登場します。

その光は彼女の背中から生えた白い翼です。

一瞬の沈黙の後、激しいバンドサウンドが鳴らされます。

4人は揃いのバーガンディ色のスーツを着用。

対するアイナ・ジ・エンドは対照的な純白のドレスを身につけています。

徐々に熱を帯びてゆく5人の歌声、そして再び訪れる静寂。

2人の朗読に合わせてお互いに歩み寄る北村＆アイナの姿。

このセリフは正確には歌詞の一部です。

ようやく出会えた喜びを噛みしめるように手を合わせます。

すると色を失った空間が明るく照らされてゆくのです。

『SING-A LONG』とは「みんなで歌う」を意味する言葉です。

DISH//とBiSHのカリスマシンガーは再び出会えた喜びを噛みしめるように合唱します。

暗く沈んでいた表情にも様々な感情が取り戻されたようです。

喜び・怒り・哀しみといった感情を歌に、演奏に乗せて解き放ちます。

巫女のように舞い踊るアイナ・ジ・エンド。

そして皆の感情が最高潮を迎えた時北村さんの背後に炎の翼が燃え上がります。

その翼は高く、強く世界を照らす光です。

ダンスグループとしても人気の高いDISH//。

しかしアイナ・ジ・エンドの原始的な踊りは観る者すべてを魅了します。

ダンスの原型となるような身体的表現としての舞踏を思わせる彼女のダンス。

そこには様々な感情が込められているのです。

上の動画は2018年の「クリープハイプのすべ展」で披露された舞踏＆独唱シーン。

『おやすみ泣き声、さよなら歌姫』の歌詞を表現した名演として語り継がれています。