クリスタルキング【愛をとりもどせ!!】歌詞の意味を徹底解説！愛をどう守ればいい？心に燃える信念に迫る

愛する人を想い浮かべる時には、胸の”鼓動”が高鳴るもの。

そして、深い愛情は、困難に立ち向かう勇気や原動力となります。

ケンシロウもユリアとの”愛”を感じていたからこそ、死闘をくぐり抜けられたのです。

残酷な現状に”Shock”を受けながらも…。

”～早く”の部分では、超高速で攻撃する奥義・北斗百裂拳が想起されます。

ケンシロウが追いかけ、探している相手。

それは、ユリアと彼女を連れ去った宿敵たち。

”お前”は、両者を指し示しているようです。

特殊な能力を持つユリアは、あまたの男性を虜にする人物。

そんなユリアの居場所をケンシロウは、なかなか特定できません。

どこへ向かえば良いのだろう。本当にユリアと再会できるのだろうか。

そのような不安感を”さまよう”が表しています。

しかし、不安感で押しつぶされるほど、ケンシロウは軟弱ではありません。

何もかも溶かしてしまうぐらいの情熱を持ち、ユリアを見つけ出します。

ユリアを連れ去った宿敵は絶対に許さない。必ず怒りの鉄拳を食らわせる。

みなぎる闘志が”全て～”と”無残～”の部分に凝縮されているようです。

ユリアは、聖母のような女性でした。

ゆえに、ユリアの愛情を独り占めにするため、悪の所業を尽くす輩が現れます。

私が生きている限り、ケンシロウをはじめとする人々が不幸になる。

このような考えが頭の中を駆け巡り、断崖絶壁から身を投げました。

ケンシロウへの”愛”を胸に抱えたまま…。

サビの歌詞は、ユリアの自害を悲しむケンシロウの叫びが描写されているのです。

なぜ俺は生きているんだ。明日から何を生きる目標すれば良いのか。

胸が張り裂けそうになっているケンシロウの状況を実感できます。

幼い頃のユリアは、口数が非常に少ない上に、無表情でした。

ある日、優しい表情のケンシロウと出会い、”微笑み”を浮かべられるようになりました。

ケンシロウがユリアの感情を呼び覚ましたのです。

二人は、強い絆で結ばれていたはずでしたが、離れ離れに。

投身したユリアは、無事に救出されたものの、ケンシロウの兄ラオウに連れ去られてしまうのです。

連れ去られた先々で目にする殺戮行為は、ユリアから感情を奪っていきました。

歌詞の”～顔”は、幼少期のように表情を失ったユリアなのです。

もしも突然、愛する人の顔から笑みが消え、人格が変化したら…。

辛い現実に顔を背けたくなるでしょう。

しかし、ケンシロウは、全てを受け止めます。

”～取り戻せ”と自身を鼓舞しながら…。

懸命にユリアを探し求めるケンシロウの様相が詞の端々から伝わってきます。