1人でできるからご褒美の取り分は全部自分
と言いながら、「どこからどこまでが誰かのおかげなんて分からない」と行っています。
1人でなんでもできると言いながら、本当は色々な人のおかげで生きていることわわかりなさい。
で「お座り」と言っているんですね。
誰のものとも言えぬもの
名札もない宝物でこの世はオーバーフロー
堂々と すべては巡り巡るでしょう
一世一代の告白も 一生分使った青春も
夜の星に 通り雨に 助けてもらったの僕は知っているよ
だってそうじゃないとさ 一切合切全部
出典: http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l02f6e6.html
誰が作ったのか分からない、宝物で世界中は溢れている。
先人たちのおかげで作り出されたものがあるから、現在がなりたっていること、その事実を「僕」は知っている。
直接的な言葉ではなく、例えを使って、素敵に歌詞が作られているのでなかなか解釈も難しですが、想いが込められているのがわかりますね。
たとえ世界が 明日滅ぶとしてもね
ある人は言う 僕は今日リンゴの樹を植えよう
なら僕は言おう 明後日からの新しい世界に
間に合うように この世のすべてを書き遺すよ
出典: http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l02f6e6.html
例え明日世界が滅びるとしても、僕はリンゴの樹を植える。
この言葉は、16世紀の宗教家ルターの言葉とされています。このような言葉をチョイスするとは、さすが野田洋次郎ですね。
「リンゴ」はキリスト教では「禁断の果実」として例えれています。
「タブー」や「知恵」そういったものの暗喩なんだそうです。教会の教義への批判はまさしく「禁忌」だったり「タブー」だったんでしょう。
そのリンゴの樹を植えるということは、若い世代に想いを伝えるという意味でもあります。
つまり、もし明日「僕」が死んでも、リンゴの樹を植えておけば、後世に伝えられるということでしょうか。
「明後日から新しい世界」とあるので、世界は一旦明日滅んで、「僕」は存在しなくてもともととれますね。
強い意志を持って、自分の意思を伝えようとする想いが感じられる節ですね。
拝啓 次の世を生きる全ての人へ
我らの美談も 悲惨なボロも いざ教えよう
次の世こそは決して 滅ぶことのない世界に
どうか我らの愛すべき 鎖を止めないで
出典: http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l02f6e6.html
ここで「拝啓 次の世を生きているすべての人へ」
といっているので、確実に「僕」はいない世界を指しているのでしょう。
美談の話も、失敗の話も全て伝える。だから、次の世代を生きるものたちが滅びない道をと、懇願しているようですね。
「我らの愛すべき鎖を止めないで」は「僕」が生きた証を後世に伝えたい。残したいとう想いが感じられます。
滅亡してよみがえった世界に託した気持ち
押し殺したその 怒りに任せた声が
積もり積もってはそれをエサに愛が育ってたらいいな
晴れた空が僕らに何か 見返りを求めてきたとしたら
どんだけかかっても 笑っても泣いても
払えるもんなど僕にはない
僕を僕たらしめるもの 人やその他諸々
全てに借りを返そうなどと
したとこで一生すぐ終えるでしょう
出典: http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l02f6e6.html
リンゴの樹を植えた「僕」が託した気持ちが、この後、つづられていきます。
先人たちには何も返せない、もし仮を返そうとするならば、一生なんてすぐに終わる。
大きな借りがある中で、今の人たちは生きているということでしょうか。
昔の功績があるから、今こうして生きられると実感して生きている人は少ないかもしれませんね。
ならば俺はバラ撒くんだ もらった種を咲かすんだ
おりゃそっちの方に懸けてみようと思うが
どうだろう?
当たり前だと思うでしょうなのになんで起こんでしょう
眼にさえ見えない 味だってしないのに
こっそり 奪ったり うがったり
盛ったり うんざり やっかんだり
一体繰り返すために生きるの?生きるために繰り返すの?
悲しい話 流しっぱなしの君の涙誰が止めるの?
その瞳の その栓をちょうだい
出典: http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l02f6e6.html
もらった種を咲かせるために、バラ撒くんだ。
先人たちからもらった恩や、受け継いだものは全部返せないけど、もらった種をバラ撒いて伝えていきたい気持ちが伝わってきます。
それは「僕」がいなくなった世界で、植えたリンゴの樹が大きくなっていくということかもしれません。
世界が終わるとの時まで諦めない
世界の終わりの その前の日に
産まれた赤子に それでも名前をつけるよ 僕は
笑いかける 未来を纏う 君に語る
“その時”まで
たとえ 世界が明日滅ぶとしてもね
ある人は言う 僕は今日リンゴの樹を植えよう
なら僕は言おう 明後日からの新しい世界の
はじまりの歌を瓶に詰め 海へと流すよ
出典: http://j-lyric.net/artist/a04ac97/l02f6e6.html
世界が終わる前日でも子供が生まれたら、名前をつけよう。
世界が終わるその時までその子に笑いかける、最後の最後まで希望はあると「僕」は伝え続けたいという気持ちを綴っているのでしょうか。
明後日からの新しい世界に、新しい世界が始まる祝福の歌を入れて、ボトルメッセージを海に流す。
この先は、前半にもあった歌詞が続きます。
希望は捨てないでと、最後まで主人公の確固たる意志と熱が伝わってきますね。
まとめ
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