ビッケブランカ【まっしろ】「獣になれない私たち」挿入歌を解説！ドラマの世界を彩る珠玉のバラード！

2018年10月17日にデジタルリリースしたビッケブランカさんの楽曲「まっしろ」。

この楽曲はビッケブランカさんの柔らかくて温かな歌声を最大限に活かした素晴らしいバラードになっています。

耳にスッと入ってくるメロディーと、心をそっと包み込んでくれるような歌声。

そして、悲しい気持ちに優しく寄り添ってくれる歌詞に泣けてくる人もきっとたくさんいるはず！

落ち込んでいる日や思いっきり泣きたい日にぜひ聴きたい一曲です。

この楽曲は、新垣結衣さんと松田龍平さんが主演のドラマ「獣になれない私たち」の挿入歌です。

大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の脚本を書いた野木亜紀子さんがこのドラマの脚本を担当。

豪華なキャストや脚本が揃ったドラマの中でこの「まっしろ」が流れているんです！

登場人物の心境を代弁しているような切ない楽曲に胸を打たれた視聴者も多いのでは！？

そもそもこの楽曲は、ドラマのために書き下ろされました。

そのため、歌詞の内容や曲の雰囲気は全てドラマに合わせて作っています。

ということで、歌詞の内容をより深く理解するためにドラマの内容についても紹介しましょう。

主人公は、深海晶という30歳の女性。

晶はECサイトを手掛けている会社、TCJの営業アシスタントとして働いています。

かなり仕事のデキる女性で、周りの人からの評判も良く、常に笑顔。

そして、大手会社に務めている花井京谷という同い年の彼氏もいます。

一見、何もかも上手くいっているように見える女性です。

しかし、本人はそうは思っていません。

仕事では営業や顧客のサポートで毎日心をすり減らし、休みの日すら呼び出される。

ちょっとでもミスがあると、すぐに社長の九十九剣児に怒鳴られる日々。

そして、恋愛面でもちょっとした問題が。

彼氏である京谷の自宅には、とある理由から無職の元カノが住み着いているのです。

晶もそのことは知っていて承知しているものの、本心では複雑な思いを抱えています。

しかも、元カノが出ていってくれないせいで、京谷との同居や結婚の話もなかなか進まないのです。

どんなに仕事が辛くても、正社員という立場は簡単に捨てられない。

彼氏に事情があって元カノが住み着いている状況に対して、強く言えない。

晶はそんな不自由な日々を送っているのです。

一方、もう一人の主人公である根元恒星も晶と同じく、自由に生きられない人間のひとり。

晶とは行きつけのバーで知り合い、お店でよく顔を合わせる仲になっていきます。

恒星の仕事は会計士。

個人の事務所を持っており、女性からもモテモテなイケてる男性です。

一見、世渡り上手のようにみえる彼。

でも実はヤバイ案件に足を突っ込んでいたり、兄が行方不明になっていたり…と色々事情を抱えています。

そんな不自由に生きる二人が出会うことにより、物語が少しずつ動いていくのです。

それでは、ドラマのあらすじを踏まえた上で歌詞の内容を解説していきます。

後述する歌詞を見てもらうと分かるように、この歌詞は晶の気持ちを描いているのです。

何のために頑張っているのか分からないと感じている晶。

そんな晶の心に寄り添うような歌詞を紐解いてみましょう。

ここでは、あらゆることに絶望している晶の気持ちを描いています。

毎日こんなにも頑張っている自分の心を癒してくれる存在は見つからない。

この先に見えている未来も全く明るくない。

そんな悲しくて虚しい気持ちを描いているのです。

仕事においても、恋愛においても、不自由ばかりで不満が募る日々。

それでも生きていくために、前へ歩いていくしかないのです。

世の中甘くありません。

何もかも思う通りにいく人なんて、そうそういないのです。

だから、きっと晶と似たような心境を抱えている人は多いのではないでしょうか。