ロボットアニメファン待望の劇場作品
2018年1月13日、多くのアニメファンが興奮する作品が劇場公開されました。
それが「マジンガーZ infinity」です。
こういう作品が制作されているという情報は2017年ごろから少しずつ出てきていました。
また2017年秋にはイタリアやフランスで日本に先行して公開されています。
そして年が明けていよいよ日本のファンにもお披露目になったのです。
この記事では映画「マジンガーZ infinity」の主題歌について解説します。
映画の内容にも多少触れますので、これからご覧になるかたはネタバレにご注意ください。
マジンガーZ infinity
水木一郎さんが歌う「マジンガーZ」の歌詞の世界を読み解くためにアニメについて見ていきましょう。
2018年に公開された「マジンガーZ infinity」はマジンガーZシリーズの正統的な続編とされています。
最初の「マジンガーZ」は1972年12月から1974年9月まで放送されました。
次に続編の「グレートマジンガー」は1974年9月から1975年9月までの放送でした。
さらにその続編として「UFOロボ・グレンダイザー」も制作されています。
しかし今回はなぜかグレートマジンガーのストーリーの10年後の設定です。
ロボットアニメの原点
1972年にスタートした「マジンガーZ」は永井豪さんが原作の作品です。
この作品はロボットアニメの原点とも言われています。
もちろんそれまでにも「鉄腕アトム」や「鉄人28号」といったロボットが登場する人気アニメはありました。
しかしマジンガーZはパイロットが搭乗して活躍するという設定を使ったのが特徴です。
まず主人公は「ホバーパイルダー」という飛行機ともヘリコプターとも違うものに搭乗します。
このホバーパイルダーという乗り物は誰も見たことがなく、当時の子どもたちは夢中になりました。
その乗り物が翼をたたみ、巨大ロボットの頭に合体します。
そのとき主人公が「パイルダー・オン」と叫ぶのです。
当時の男の子たちは、みんな何かに乗り込むとき「パイルダー・オン!」と叫んでいました。
他にも必殺技や武器を繰り出すときには、その名前を叫ぶのも特徴です。
グレートマジンガーへ続く
「マジンガーZ」の物語は「グレートマジンガー」へと続いていきました。
主人公は兜甲児から剣鉄也へと交代します。
しかし兜甲児の弟であるシローがレギュラーで登場していました。
また甲児も後半には登場し、再びマジンガーZに乗り込み活躍しています。
また巨大ロボットもマジンガーZをさらにパワーアップさせたものが主役です。
グレートマジンガーと名付けられた主役ロボットもすぐに人気になりました。
当時の子どもたちはマジンガーシリーズに夢中でした。
そしてそのマジンガーシリーズを象徴するのがこの「マジンガーZ」という曲なのです。
そしてinfinityへと続く
ここからは「マジンガーZ infinity」のネタバレがかなり含まれるのでご注意ください。
infinityでは先ほど紹介したマジンガーZやグレートマジンガーのキャラクターが多く登場します。
またロボットも両作品に登場したものが勢ぞろいします。
また敵として登場するのも、かつてマジンガーたちが倒したはずの敵です。
映画の冒頭で活躍するグレートマジンガーを見て、多くの大人たちは興奮したでしょう。
その直後にオープニング曲が始まります。
Zの文字とともに流れるメロディー
映画の画面ではZの文字が鼓動するように点滅しながら近づいてきます。
その際、原曲の「マジンガーZ」に使われるリズムに近いようにも感じます。
そしてイントロが始まるのですが、原曲とは違うため最初は気づかないかもしれません。
しかし水木一郎さんの声が響き、歌が始まると「マジンガーZ」のオープニング曲だと分かるのです。
1番の歌詞を解説
ここからは、この曲の歌詞について解説していきます。