「FLY」リードトラック「Tokyo」

そして、いよいよ「Tokyo」の登場となります。

こちらは、まず曲・歌詞に込められた清水翔太さんの想いを解説した後にMVをご覧いただきたいと思います。

この節の最初にも述べましたが、「Tokyo」は「HOME」の連作と考えてよい曲です。

まず、何よりも「シンガーとして力強く生きていくこと」をテーマに、自身が、ライブで翼を広げることが全てだということを述べていること。

新作アルバムを「FLY」と名付けたことは、その発言に由来することをバックグランドとして考えないといけないです。

このように、シンガーとしての自信をもつにいたったこの10年という年月が「Tokyo」には込められています

そして、第2のHOMEとして、大好きになった「東京」。

その「東京」への清水翔太さんの想いも知っておかねばならないでしょう。

より具体的な歌詞解説の節でも触れますが、何もないからみんなが常に何かを生み出している「東京」。

この第2のHOMEが大好きなんですね。

JR恵比寿駅 東口から
徒歩5分 ボロボロのアパート
あいつらと見た夢のリスタート
荷物はこいつだけ それは才能
情熱と冷静の中で
喧騒と情熱の中で
なんとなく俺も大人になって
少し変わったこの街の眺め
渋谷 丸山町の連中
バカやってたな一年中
奢ったり 奢られたり
美味かった 大したもんじゃないけど
みじめな気持ち
何度も味わっては立ち上がり
今日も今日を生きるためにあいつ
スクランブルへ消えていった

出典: Tokyo/作詞:Shota Shimizu 作曲:Shota Shimizu

上京後、すぐに居を構えたのは恵比寿だったそうで、そして渋谷の街でライブを行なっていたそうです

そこで、上京後シンガーとして成功する夢をリスタートさせて、過ごした日常でしょうか?

最後にスクランブル交差点へ消えていく仲間の姿を描いていますが、夢やぶれて帰郷した人の姿のように思いえますね。

Disりたい事もあるにはるが
俺はこの街が好きになっていた
1362万の孤独が染み付くアスファルトの上
誰もが何かを求めてる
俺はただお前だけを求めてる
あんなに色々話したのに
大事な事は言いそびれた
Yes we are…

出典: Tokyo/作詞:Shota Shimizu 作曲:Shota Shimizu

シンガーとして活動し、夢を求めて上京してくる人々へと歌を届けたいとおっしゃる清水翔太さん。

しかし、駆け出しのシンガーとして彼らに伝えきれないといった、活動し始めの頃のジレンマが聞こえてきそうですね。

Tokyo(清水翔太)にデビュー10周年の想いを感じる…歌詞を徹底解説♪フルPVはYouTubeで!の画像

俺は変わってく
お前もきっと変わってく
ありがとう、じゃあな。
この街で生きてくには少しの犠牲と腹くくんなきゃな
何をしにこの街へきたのか
忘れそうになるよ今もまだ
俺はいつも俺で在りたい
何処で何を前にしても

出典: Tokyo/作詞:Shota Shimizu 作曲:Shota Shimizu

アルバム「FLY」で、シンガーとしての自信を確立して、カッコよく闘っている姿を見せてあげたいと「腹をくくった」清水翔太さん。

その、シンガーとしての新たな出発とも言えるスタート、シンガーとしての自分らしく在りたいという想いが、この歌詞からは感じ取れます。

とにかく走ってみたらまっすぐ
そしたら出会っちまった、すぐ
それは夢と現実のギャップ
苦しんで出した答えを今ラップする
上手くいくとき いかないとき
どちらにせよ俯かないように
此処じゃ腐ったってしょうがない
それが”TOKYO CITY”そうだろ?
−中略−
家族と離れ仲間と離れ
此処でもまだ訪れる別れ
でもまた会える日もそう遠くない
そう信じ火をつける HOPE LIGHTS…

出典: Tokyo/作詞:Shota Shimizu 作曲:Shota Shimizu

シンガーとして東京で暮らし、その中で当初の理想と現実のギャップにも戸惑ったのでしょうね。

しかし空っぽの街と表現した「東京」は、それを埋めるためにみんなが何かを作っている。

その「東京」のもつ、バイタリティーに負けず、前向きにまた自分の理想に火をつけて頑張っていこう

最後は、そう新たに、そして前向きに向き合えた清水翔太さんの姿が見えるようです。

では、最後に気になるMVを、一緒に見ていきましょう!!

夢を追って上京する人たちへ

Tokyo(清水翔太)にデビュー10周年の想いを感じる…歌詞を徹底解説♪フルPVはYouTubeで!の画像

今回取り上げた「Tokyo」は、実に10年という長い東京生活を描いた力作です。

その中で、何もないけど、だからこそ皆それを埋めるために何かを作り出し続けていると、「東京」も好きになった「清水翔太」さん。

この東京像に自分を重ねて、アーティストとして作り続けていこうという気概さえもが感じられます。

また、夢を持って東京にやってくる方たちへの歌であるとも語っており、そういった方も、きっとやる気を感じることができると思います。

夢を実現することは容易なことではありませんが、あきらめずに頑張ってくださいね!!

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