君は僕の「Lights」

You're my light, you're my light
いつだって 僕の心に差し込む
You're my light, you're my light
どんなに 離れていても届いてる

出典: Lights/作詞:UTA,SUNNY BOY,Yohei 作曲:UTA,SUNNY BOY,Yohei

君は僕の光。どんな時も心の支えになっているんだよ。」

そんなBTSからのARMYに向けたメッセージです。

自分たちの存在が大きくなればなるほど、ARMYとの物理的な距離は遠くなってしまいます。

それはどんなアーティストでもいえることですが、とりわけ彼らはそのスピードも速かったでしょう。

それによってさまざまなARMYの反応があったことも、彼らはちゃんと知っているのではないでしょうか。

本国ARMYと海外ARMYとで揉め事に発展するようなこともありました。

それだけ彼らが多くの国で愛され、求められている証拠です。

私たちを安心させるための言葉、そして想い歌詞に込めてくれている、と思えてなりません。

そしてそれはこの後の歌詞にも沢山ちりばめられているのです。

ありのままの僕らでいたい

愛とは何か

痛みを知った天使達
傷だらけの翼で飛ぶ through the night
Every time I'm thinking about love
Every time I'm thinking about love,eh
明るいだけの曲は聴きたくはない
孤独と向き合い今を彩りたい
何かを失い何かを得て 今日も何か求めてる

出典: Lights/作詞:UTA,SUNNY BOY,Yohei 作曲:UTA,SUNNY BOY,Yohei

J-HOPEのパート、最初の1行に綴られている「天使達」というのは7人のことだと推測できます。

彼らは常に「愛とは何か」を考え、どうしたらその「愛を伝えられるか」を考えているのです。

それはこれまでの彼らの軌跡を振り返ってもわかることですね。

彼らの言動すべての根底に「愛」があるのは、ここで語らなくてもすでに十分伝わっているでしょう。

また、彼らの楽曲の特徴として、その時感じた想いを素直に表現するということが挙げられます。

それはBTS(防弾少年団)の名に込められた意味を象徴するものでもありますね。

これまでの彼らの楽曲を振り返ってみても偏見や孤独を歌った等身大の想いを大切にしてきたのが分かります。

ネガティブな感情を綴った楽曲も彼らを知る上では絶対的に必要なものだったのです。

そして、過去の様々な出来事を乗り越えてきたらこそ、今がある。

そんな思いが最後の3行から伝わってきます。

目まぐるしく変わる環境に適応してきた彼らの生き様が見えてくるようです。

誰しも完璧なんかじゃない

そう変わることを信じてるんだ
誰だって完璧じゃない
この瞬間さえも意味がある
そして音で繋がる whoa

出典: Lights/作詞:UTA,SUNNY BOY,Yohei 作曲:UTA,SUNNY BOY,Yohei

ここでは、広い意味で「人に対する見方」が変わるといいなと思っているように感じます。

彼らには若者に向けられる抑圧や偏見を止めるという信念があり、それが名前の由来にもなっています。

これは人から人へ向けられる言葉や視線そのものを意味しているのではないでしょうか。

どんな人だって失敗することもあれば未熟さゆえに人を傷つけることもあります。

彼らがこれまでに感じてきたBTSに対する世界の様々な否定や肯定のことかもしれません

それはこれからもきっと永遠に続くことでしょう。

彼らは、その抑圧や偏見によって傷つき苦しみ、悲しむことを知っているのです。

だからこそ人や物事に対するひとりひとりの見方が変われば、世界はもっと愛を感じることができる。

そんな思いが願いとなって込められているのではないでしょうか。

そして、自分たちだって完璧ではないということも分かって欲しい。という気持ちも伝わってきます。

全ての人に抑圧や偏見を向けられることのない世界になることを望んでいるのではないでしょうか。

最後の意味は、そのきっかけが彼らの生み出す音楽であってほしい、そんな願いとも受け取れます。

僕が君の「光」になるから

一緒なら怖くなんかない

目を閉じてみれば
暗闇の中で my light,whoa
照らしてあげるから
恐れず歩もう you and I,whoa

出典: Lights/作詞:UTA,SUNNY BOY,Yohei 作曲:UTA,SUNNY BOY,Yohei

前半で出てきた歌詞と同じメロディーですがここでは「僕の光」となっています。

ARMYという光が自分たちを照らしてくれるように、僕たちもARMYの光だから

という意味でしょう。

BTSとARMYはお互いに「光」となって支え合っている、というメッセージです。

そしてこれからもずっとBTSとARMYは繋がっていて、共に歩んで行こうという想い。

「音」や「光」そして「繋がり」を大切にするBTSの愛が伝わってくる歌詞だと思いませんか。

心はいつも繋がっている