2017.2.27の熱い夜

2016年から2017年。
ツアー、リリース、イベント等かつてない程精力的に活動しているTЯicKY。
その軸となる自身初の6ヶ月連続ワンマン全国ツアー、『あなたがならわたしはリ~6都市ドサ回り~』。
ツアーファイナルが行われたのは東京・渋谷WWW。
キャリア2度目となるこの会場でのワンマンで行われたのは、ソロ&バンドによるライブ。
そしてそれを彩る様々な演出。
TЯicKYの熱い想いを乗せたステージがそこにあった。

2度目のWWWでTЯicKYが躍動!

定刻を5分程過ぎた頃、お馴染みのSEが会場に鳴り響く。
間髪入れず始まったのは、「わがまま姫を迎えに行こう」。
意外な選曲からのスタートだが、観客もお馴染みのフリでしっかりと対応する好スタート。
すかさずEDM全開の「あいどるかつどう」をお見舞い、キラキラした楽曲に合わせて照明も切り替わり、視覚聴覚両方からオーディエンスを刺激。
そしてポンポンを使ったコナミコマンドより難しい上下運動「目指せ!二次元」で、会場は一気に盛り上がる。この曲の持つ瞬発的な爆発力は恐ろしい。

2012年のライブより『目指せ!二次元』

簡単なMCを挟んで、「ぶっとびメタルLOVE」「パセリの主張」「いつも笑顔で~アイドルの心得~」。
無差別ジャンルの曲達がバランス良く飛び出す。TЯicKYの幅広い音楽性を楽しめるのがワンマンの醍醐味のひとつ。
カオスな曲順が続くかと思えば、続くブロックではメロディアスな「無表情ちゃんに恋をした」「HYPER LOVE」「あたしmind」という人気曲3連発で更に会場を沸かせる。
「HYPER LOVE」では初の試みとして冒頭にショートドラマが上映されるという演出。

続いてのブロックは「お願い恋して白魔術」からスタート。
当日入場者に配布された新録バージョンを披露。
ノビタ(ex.22世紀ピコピコ音楽図鑑ハイパーポケット)氏による新アレンジが、キラキラしたライブに映える。
そのまま対となるハードな楽曲「恋する黒魔術」(w/MV)になだれ込み、続けざまに全身運動(ヲタ芸)の「ストレス爆弾」を投下。
全力で暴れたオーディエンスを残し、一旦TЯicKYは袖へ消えた。

2012年のライブより『ストレス爆弾』

TЯicKYバンド登場!

照明が変わり、今回のTЯicKYバンドメンバーによる寸劇が行われる。
練られた構成&爆笑必至の展開。
紆余曲折を経てTЯicKYバンドの新ボーカルになった(?)、あっつtheデストロイ(Jin-Machine)のシャウト&デスボイスによる「シャンプー☆プロカリテ」も披露。
そして、その曲を(台本通り)途中で止めただけなのに、観客全体から大顰蹙を買う主役TЯicKY。
自身の誕生日を祝ってもらうべく、浮かれた衣装や小道具などで見る者の神経を逆撫でした罰である。

Guitar:デスエリンギことDIE吉(ex.ムシケラトプス)

Guitar:あっつtheデストロイ(Jin-Machine)

TЯicKYバンドは、手始めに「焼身 I LOVE YOU」と「貴族の鳥」で攻撃開始。
出だしから息の合ったアンサンブルで叩きつけるこの曲たち、TЯicKYバンドと同期との相性も抜群で、音の洪水が心地いい。

お次は、共に2016年発表シングル(夏盤・冬盤)のカップリングに収録された「オタサーの姫」「リプ、送らなきゃ良かった」をバンドで初披露。
前者は映像を駆使、後者はバンドメンバーとの掛け合いやフリで会場は更に盛り上がりをみせる。

Bass:裏(ex.遺伝子組換こども会)

Drums:S@TT-ON(D@NCE T3CH MANIA)

MCで呼び込まれたノビタ(ex.22世紀ピコピコ音楽図鑑ハイパーポケット)氏が合流すると、過去に共演した際にカバーし合った2曲を、今回はデュエットという形で披露。
ヘヴィとキャッチーの共存が絶妙な「はじめてのメタル」、そこから「シャンプー☆プロカリテ」に突入。
バンド形態の同曲は、終盤の煽りが凄まじい。
90年代から続くV系の伝統芸のような延々と続く煽り。
ステージ上・オーディエンス共に「この楽しい時間、まだまだ終わりたくない」と思いながら暴れる暴れる。

Guest Vocal:ノビタ(ex.22世紀ピコピコ音楽図鑑ハイパーポケット)

ラストはメロディアスな「負け戦エアーラブ」。
バンドで演奏するとまるでメジャーバンドのシングル曲のような雰囲気で、メジャー感が更に強くなるこの曲。
締めに相応しい空気感をまとった曲。
汗と笑顔、そしてこの曲が持つ少しの切なさの余韻を残して本編は終了した。