4thアルバム『スポーツ』収録!CMも話題になった【勝ち戦】
待望の新作リリース!発表後最初に初披露となった楽曲
ファンが待ち望んだ約2年半ぶりの東京事変オリジナルアルバム『スポーツ』。
この作品の4曲目に収録されているのが今回ご紹介する楽曲【勝ち戦】です。
リリース発表後に出演した音楽フェスや、発売日直前に出演のミュージックステーションでも披露されたこの曲。
東京事変メンバー総出演のPVはこちら!
5人の東京事変のメンバーを中心に、ぐるぐると回るカメラカットで進行していく映像となっています。
アルバムタイトル『スポーツ』を想起させるような、躍動感溢れるポージングはまるでスポーツ選手そのもの。
自らの武器となる楽器を携えながら、今まさに走り出さんとしている姿に思わず惹きつけられます。
楽曲後半になるに連れて、彼らの『静』のポージングに少しずつ『動』が足されていきます。
やはりスポーツ選手が一番輝くのは、その躍動感を存分に発揮している瞬間ですよね。
アーティストとしての東京事変の5人が最も躍動感に溢れる瞬間、それはまさにライブ中や演奏中でしょう。
映像前半の『静』との対比がとても鮮やかな『動』の映像で盛り上がり、PVは終わる形となっています。
椎名林檎本人登場のCM曲としても抜擢!
またこの楽曲、グリコから発売されたガム『ウォーターリング キスミント』のCM曲としても使用されています。
現在は販売終了となっているこの商品、懐かしい!という方も多いのではないでしょうか。
このCM、当時は滅多にメディア出演しなかった椎名林檎が出演した事もファンの間で大きな話題となりました。
ガムを噛みながら退屈そうにバケツに水を入れ、表情を一切変えずそれを振り回して投げる椎名林檎。
宙を舞う水の輪郭や、何かを飲んだ後のように口元を手の甲で拭う仕草が商品の瑞々しさをアピールしています。
今見ると少しシュールな映像ですが、放送当時は他のCMと一線を画した映像に惹かれた方も多かった事でしょう。
【勝ち戦】で歌われている内容とは?歌詞を和訳していこう!
あなたの持つ『情熱』はどんな色ですか?
ここからはいよいよ歌詞の内容を見ていきます。
まず冒頭から歌われている内容はこちら。
No one knows how I live my life
'Cause I don't belong to anywhere
No one knows the truth inside me
Don't know the fever
that's so deep in me
出典: 勝ち戦/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
『私が自分の人生をどう生きるかなんて、誰も知ったこっちゃないわ
私の人生は誰の物でもないもの
私の中にある本当の思いも、誰も知ったこっちゃないわ
私の奥深くに眠るこの情熱を誰も知らないのよ』
誰しも心の奥深くに熱を秘めている、と椎名林檎は歌います。
その情熱の矛先もきっと人それぞれ。
日常の仕事に誇りを持って情熱を燃やす人、輝かしい未来の為に勉学に情熱を燃やす人。
スポーツに熱意を燃やす人や音楽、ダンスなどの自己表現に熱意を燃やす人。
愛する人や家族と共に暮らし、日々の穏やかな生活を営む為にその熱を燃やす人もいるでしょう。
そんな人々に共通する事は1つだけ。
自分の人生を誰の為でもなく、自分の為に生きている人々なのではないでしょうか。
だからこそ、その熱を持った思いを誰でもない自分だけの物だと言えるのです。
そんな人は、人の情熱を馬鹿にしたりなどしません。
矛先こそ違えど、同じぐらい温度の高い情熱を自分自身も持っているからです。
今こそ己の情熱を燃やす時!
Come on give me fever
I want the shock
to see how much you kill my mind
Won't you go for your life
Fever... Burns on a brand-new-day
出典: 勝ち戦/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎
『さあ、その情熱に火を付けて頂戴
私は自分の常識を超えるほどの衝撃が欲しいの
あなたはあなたの人生を生きて
その熱でこれからの真新しい日々を燃やして』
人は、誰かが情熱を燃やす姿に惹き付けられます。
その人が己の情熱を燃やしながら生きる様は、多くの人々にとってとても魅力的に映るのです。
己の限界に挑戦するスポーツ選手や、己の身を削りながら表現を続けるクリエイター。
そんな彼らの姿を目の当たりにした時、ハッとする人も多いのではないでしょうか。
「自分は、情熱を燃やしながら人生を生きているのか?」と。
「自分の中にある情熱を、もっと燃やす事が出来るのではないか?」と。
そうやって人々の中に眠る情熱は伝染していき、また新たな情熱がどんどん生まれていくのです。