孤高のロックバンド

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Ivy to Fraudulent Game

2010年に群馬県で結成され、2017年にメジャーデビューを果たした4人組ロックバンドです。

まず目を引くのは、その個性的なバンド名でしょう。

読み方はアイヴィー トゥー フロウジュレント ゲーム」

名付け親はドラムである福島由也です。

バンド名は「植物のツタ」のIvy、造語で「いかさま」のFraudulentとGameを掛け合わせて、ツタのようにたくさんの人に音楽を張り巡らせるという思いと、良い意味で聴いてくれる人を裏切っていくような音楽をしたいという意味を込めて福島が命名。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Ivy_to_Fraudulent_Game

Ivy to Fraudulent Gameの音楽に対する思いが込められたバンド名。

珍しいのはバンド名だけでなく、その音楽の制作体制です。

バンドという体制においては、フロントマンであるボーカルが作詞作曲を務めることが一般的。

Ivy to Fraudulent Gameでは、ドラムの福島がほとんどの楽曲を作詞作曲しています。

普遍性と革新性を併せ持った美しいメロディが、このバンドの魅力のひとつ。

そして誰もが日々感じるものの、目を伏せてしまいがちな孤独や劣等感を切り取った歌詞は必見です。

ツタのように心を掴んで離さない、Ivy to Fraudulent Gameの音楽を味わってください。

第10位:革命

ファンファーレの如き開放的なサウンド

Ivy to Fraudulent Gameのメジャーデビューアルバム『回転する』(2017)。

そのリードトラックがこの「革命」です。

地平線から登りゆく朝日を眺めながら爪弾くような、流麗なギターアルペジオが印象的。

陽射しのように煌めくメロディと、歯切れよく刻むストリングスがファンファーレの如く鳴り響きます。

まさにこれから革命を起こしにいくかのような、高揚感に満ちたサウンドです。

音楽という武器で革命を

革命起こせよ音楽と不安で
左手で弾いたギターの音みたいな
情けなさが司る毎日でも

飼い慣らせ不安をこの歌で
飼い虚栄に手を噛まれたって
掻き鳴らせ音楽をこの不安で
掻き消してしまえよ罵声も怒号も

出典: 革命/作詞:福島由也 作曲:福島由也

歌詞で描かれているのは、心を蝕む不安との葛藤です。

本当に言いたいことも言えなくて、顔には作り笑いを浮かべて。

傷跡ばかりが増えていく毎日に、生きることすら恐怖を覚えています。

そんな現状を打破していくという決意を綴ったのがこの「革命」です。

ギター”や“歌”といった、音楽にまつわるキーワードが散りばめられているのも印象的。

音楽という武器で革命を起こしていくという、Ivy to Fraudulent Gameの思いが伝わってきます。

第9位:水泡

緻密で繊細な楽曲

インディーズ1stミニアルバム『行間にて』(2016)のリードトラック「水泡」

緻密で繊細なギターフレーズと、Bメロでのエレクトロなアプローチがフックとなり、耳に残ります。

水の泡のように

水にもならない
泡にもならないなら
水の泡になってしまうくらいは
痛くもないし
痒くもない筈だろう
どうやら何か望んでるみたいだ

出典: 水泡/作詞:福島由也 作曲:福島由也

歌詞“不安”をテーマにしています。

確かな形を持たずして心の中を漂う不安。

何をやっても水の泡になり、主人公の悩みは増えていく一方のようです。

そんな悩みも水の泡になって消えて欲しい、そんな儚い願いが込められています。