スピーカーケーブルの選び方
スピーカーケーブルを選ぶときに注目したいのは素材と構造。
この2つを確認するだけで、音質は大きく変わるでしょう。
まず一般的なケーブルの部位は次のとおりです。
- 導体:芯の部分
- シールド:ノイズを防ぐ覆い
- 絶縁体:放電を防ぐ
- シース/ジャケット/被覆(ひふく):外部の絶縁体
- 端子/コネクタ:接続部(オス端子:プラグ)
ただし、スピーカーケーブルは小電力用のラインケーブルと違って大電力を伝送できます。
おかげでノイズの発生が少なくなるのでシールドは不要。付いていません。
また端子にはY端子やバナナプラグなど様々ありますが、今回ご紹介するのは端子なしです。
つまり素材や構造をチェックしたい部位は導体・絶縁体・シースの3か所になります。
素材をチェック♪
導体の素材は銀が最も優秀で、続いて銅になります。
その他の金属も含め、純度が高いほど高音質という特徴があります。
絶縁体の素材によっても音質は左右され、シースによっては耐久性や柔軟性が変化するでしょう。
具体的な素材についてはご紹介する商品とともに解説します。
構造を確認!
もうひとつ、音質に違いが出るポイントがスピーカーケーブルの構造です。
ざっくり分けると平行型・ツイスト型・4芯型の3種類になります。
平行型とツイスト型はプラスの導体が1本、マイナスの導体が1本の2芯ケーブルです。
その2本のケーブルが平行か、撚線(よりせん)になっているかの違い。
ツイスト型のほうが電気抵抗や外部ノイズの発生が少なくなるため、高音質で値段も高めです。
さらに高音質で値段も高くなるのが4芯型。プラスとマイナスが2本ずつあるタイプになります。
この3種類の構造と各部位の素材に着目した、おすすめ商品をご紹介します。
スピーカーケーブルおすすめ人気ランキング12位~4位
純粋に長さが足りないからスピーカーケーブルが必要!という方もいるでしょう。
ところが音質向上のためにスピーカーケーブルを替える方もいるわけです。
そんな様々なご要望にお応えしたランキングをチェックしていきましょう。
12位:モンスターケーブル スピーカーケーブル XP-30M
モンスターケーブルは高音質で知られるアメリカの音響機器メーカー。
実際多くのミュージシャンやエンジニアに愛用され、ハリウッド映画の現場でも使われています。
この「XP-30M」の構造は初心者でも扱いやすい平行型。
LPE絶縁体やデュラフレックス素材のシースで、耐久性も柔軟性も抜群です。
撚線の直径(軸径)は1.8mmと太めなので、とくに低音に強いでしょう。長さ30mで7,000円台。
ホームシアター向けのミニスプール(巻き筒タイプ)なので、オーディオマニアにおすすめです。
11位:フジパーツ スピーカーケーブル C-077
フジパーツのスピーカーケーブル「C-077」も平行型。
OFCの銅線で、軸径は20AWG(約0.8mm)と細めなので、とくに高音に強くなります。
先端のシースに切れ込みが入った「先バラ」状態になっているところも魅力です。
シースを剥くのが苦手な方でも扱いやすいでしょう。
2本のケーブルが赤と白に色分けされているのもわかりやすいですね。
5m×2本で約1,000円。これだけで音質が激変すると考えるとお得でしょう。