街中がつながる
Light Wave 飛ぶ Skyway
叶えて ほら Future Pop
出典: Future Pop/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
Perfumeの3人が踊り始めると、灰色のブロックがにょきにょき増殖して街中がつながります。
にっこり笑ったあ~ちゃんのジャンプをきっかけに展開されるのは「Future Pop」。
つまり5G技術によって街中のすべてがつながった未来の世界です。
ちなみに、ジャンプした直後のあ~ちゃんの後ろには「DISCO ONE ROOM」の文字が見えます。
仮想現実や拡張現実も
あ~ちゃんがサングラスをかけると、まるで海の中にいるかのように魚の群れが泳ぎ回ります。
ウェアラブルなVR(仮想現実)、というかメガネ型ウェアラブル端末(スマートグラス)ですね。
かしゆかがお皿を片手に部屋を歩くと、トースターが反応して自動的にトーストが飛んできます。
これはもうAR(拡張現実)です。
のっちは満面に笑みを浮かべて横断歩道で踊っていますが、まったく車にぶつかりません。
こちらはIoTデバイス(モノのインターネット端末)による位置情報の可視化でしょう。
あるいはIoH(ヒトのインターネット)も実現されているのかもしれません。
上空からの映像では、立ち並ぶビルの形が「POP」という字になっているのも見どころです。
未来の東京タワー?
Perfumeの3人がてっぺんで踊る灰色の塔は、MVの冒頭よりさらに巨大化しています。
全体像が映し出されると、赤色も混ざっていることがわかるでしょう。
その形からすると未来の東京タワーなのかもしれません。
Perfumeの過去要素が随所に登場
空飛ぶ端末
あの頃と 意味は違うけど
そうボクらは 生き続けてきた
再現する 未来の全てを
空気が
出典: Future Pop/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ
未来の世界「Future Pop」はさらに進化し続けるようです。
灰色のビルが立ち並ぶ街で、のっちは空間にタッチして画面を立ち上げるように見えます。
実はこれまで見たことのないような、羽の生えた端末らしき物体が宙に浮かんでいるんですね。
ショッピングカートが列をなして通り過ぎるので、端末を使ってお買い物という意味でしょうか。
実際にあ~ちゃんが立ち寄るショップでも、謎の端末とショッピングカートの姿が確認できます。
よく見ると、浮かび上がるブランド名がPerfumeの曲名になっているので、お見逃しなく。
かしゆかは車の座席で謎の端末にタッチ。どうやら自動運転になっているようです。
現代に戻る
円形のスペースで踊るPerfumeの3人。そのまわりをショッピングカートが自動で動いています。
空飛ぶ端末はドローンの進化版でしょうか。3人も空高くジャンプして、自由に移動。
スマートグラスをかけながら3人が踊るステージのまわりには、魚が泳いでいます。
ポップな部屋でスマートグラスをかけた3人のまわりにも、小型飛行機やら浮遊物が満載です。
買い物袋をたくさん抱えてスキップする姿も。「ナチュラルに恋して」のMVっぽいですね。
しかし空中で踊る3人の振り付けに呼応するかのように、街は次々に現代の姿へと変化。
Perfumeの3人が弾けて消えた後には、東京タワーと「5Gへ」の文字が映し出されて終わります。
児玉裕一監督の芸の細かさに感動♪
Perfume「Future Pop」のMVをディレクションしたのは児玉裕一監督。
Perfumeでは他にも「ナチュラルに恋して」「ねぇ」「Pick Me Up」など。
「Future Pop」のMVでは「5Gのもたらす未来」というテーマを見事に具現化されていました。
さらにPerfumeの曲のモチーフが随所に盛り込まれているところがポイントです。
たとえば「ワンルーム・ディスコ」を彷彿とさせる文字とか、Perfume愛にあふれたものばかり。
こんなところに隠されていた!という細かい芸がたくさんありました。
何度も見返すと楽しいでしょう。
ところで5Gって何?
「Future Pop」のテーマは「5Gがもたらす未来」でしたが、5Gとはいったい何なのでしょうか?
「第5世代移動通信システム」と言われても、具体的にはよくわからないかもしれません。
それもそのはず。まだ規格化されていない、新しい無線ネットワークのことなんです。
実現されると、複数の端末をつないでも低遅延で大容量、高速の通信が可能になります。
アメリカのトランプ大統領も「5Gネットワークの主導権を握るために戦略を立てる!」と発表。
VRやAR、自動運転などを現実化するために必要な次世代型無線ネットワークということですね。