「CONCERT TOUR 2018 “Sky”」の豪華なプロデューサー陣
今回のツアーは6月に発売されたオリジナルアルバム『Sky』のセットリストで構成されました。
本作では多くの有名アーティストを手がけてきたプロデューサー、亀田誠治が初めて起用されます。
川江美奈子、いしわたり淳治といった、これまで彼女に楽曲を提供してきたクリエイター陣。
更にBONNIE PINK、大橋トリオ、蔦谷好位置といった、心強い著名なプロデューサーも起用されています。
ロンドンと東京でレコーディングされたニューアルバム
今作のアルバムのキャッチコピーは『PRIDEから20年。これはあなたのCDです』と題しています。
これは、1996年に発売されミリオンヒットを記録した彼女の代表曲「PRIDE」に掛けているのです。
また、2012年からロンドンで生活している事もあり、レコーディングは東京とロンドンで行われました。
プロデューサーを務めた亀田誠治は1年の間、東京とロンドンを往復してアルバムを完成させます。
それど本作へ熱意を持っていたようです。
CONCERT TOUR 2018 “Sky”レポート
ここから早速今井美樹「CONCERT TOUR 2018 “Sky”」のレポートをお届けします。
歌手生活30周年を迎えても、まだまだ精力的に活動する彼女。
とても素敵なコンサートとして、ファンの心に刻まれました。
PRIDEから始まる今井美樹ワールド
8月16日の埼玉・サンシティ越谷市民ホールを皮切りにスタートした「CONCERT TOUR 2018 “Sky”」。
今回のツアーは彼女曰く「いつもよりも長丁場」だそうです。
十数年ぶりもあれば初めての場所もあり、歌手生活30周年を超えた彼女にとって感慨深いツアーでした。
ライブの客層は主に40代から60代までの男女が大半を占めています。
昔からのファンである人たちで、客席を埋め尽くしていたのです。
今回気になったのがセットリストの変更は多少あったものの、1曲目に披露した曲が変わらなかった事。
全ての公演で1曲目に歌われたのは彼女の代名詞でもある「PRIDE」。
誰もが知る名曲で観客のテンションが一気に跳ね上がります。
これまでの芸能生活を振り返るかのように、しなやかに力強く、噛み締めるように楽曲を歌い上げました。
真夏から秋にかけてのツアー
各地で猛暑日となる真夏からスタートしたこのツアー。
「本人の体力が心配…」
「喉の調子が良くない日があるかも…」
このような不安の声がファンの間で上がります。
しかし細身の彼女ですが、歌手生活の中で培われた体力とプロ根性で全公演を全力で駆け抜けたのです。
福島と山形での公演、広島と兵庫の公演のように2日連続でのライブもありました。
疲れが出る場面もあるかと心配でしたが、観客の疲れを癒す歌声を披露したのです。
19年ぶりの映画主題歌「あなたはあなたのままでいい」を披露
今回のツアーではアルバムからの楽曲が多く披露されました。
その中でも印象に強く残るのは、映画「終わった人」の主題歌である「あなたはあなたのままでいい」。
舘ひろし主演の映画です。
この曲は彼女にとっても非常に思い出深い楽曲となりました。