自分にとって必要かどうかを考える

Did you hear the Voices in a distance
Show me again your special dance
Someone was saying…
You do what you must do and you do it well

出典: SHOW MUST GO ON/作詞:KUZE 作曲:TERU

和訳

遠くの声が聞こえただろうか

お前が舞う最高の姿をもう一度見せてくれ

誰かが言っていた…

やらなきゃならないことをやるんだ うまくやるんだ

【解説】

遠くから微かに聴こえる声は、自ら能動的に聴かなければ気づけません。

周囲に耳を傾けろ、と促しているのでしょうか。

または、その声に気づく力を持っているはずだと歌っているのかもしれません。

自由に自分を表現していた頃を、もう一度取り戻して欲しいようですね。

「やらなきゃならないこと」とは誰かに押し付けられたことではありません。

自らが必要だと思ったことを、自らの納得がいくクオリティでやってのけろということでしょう。

人生という舞台では演者であり演出者

Rise up out of the hell
Let there be light
You're leading
Show must go on

出典: SHOW MUST GO ON/作詞:KUZE 作曲:TERU

和訳

地獄から立ち上がれ

そこを光が照らすように

お前が導くんだ

命がけでやり遂げろ

【解説】

自分を殺して誰かを満足させるためだけに生きることを、主人公は「地獄」と表現します。

そこからただ抜け出すのみならず、自分が自分らしくあるための舞台演出も「お前」がやるのだと歌っているのでしょう。

タイトルになっている『SHOW MUST GO ON』というフレーズはどんな意味があるのでしょうか。

一般的には「諦めるな」「やり遂げろ」「やめるわけにはいかない」というニュアンスで用いられます。

この曲でも、もちろんこうした意味で使われているのだと解釈できますが、もうひとつ考察できるのです。

「お前」は踊る人であり、そこにライトを灯せと歌っていました。

つまり、人生をひとつのショーとして考え、ショーはまだ続くのだと歌っているのではないでしょうか。

一か八かの勝負の結果を誰も知らない

未来を予想できる人はいません。

何か新しいことを始めるとき、ネガティブマインドのままではスタートが切れません。

生きづらくしていたのは自分だった!

Step across a line
Just take the first step
Let your light shine
You ain't seen nothing yet
All your fear
You carrying around all your conflict

出典: SHOW MUST GO ON/作詞:KUZE 作曲:TERU

和訳

一線を越えろ

最初の一歩を踏み出せ

お前自身を光り輝かせろ

お前はまだ何も見ていない

全ての恐怖

お前自身が持ち歩いていた障壁だ

【解説】

新しい世界に踏み出す勇気が出ない人は少なくありません。

例え誰かと主従関係ができてしまっていても、それがラクだと感じてしまう場合もあるでしょう。

一方、新しい世界は光に満ちているのか、それとも今よりももっと暗い場所なのかは、踏み出してみないと分からないのです。

でも主人公は、新しい世界に踏み出すように促しました。

もしも新しい世界に光がなくても、自分自身が光り輝けばそれで十分だと歌っているようですね。

実は「お前」は無意識のうちに世界と自分を隔てる壁を持ち歩いていました。

見えていたのは壁。その威圧感や先行きの不透明さに恐れをなしていたのかもしれません。

「待て」ができる人間に

Don't settle for less
Don't settle for less
We can start whenever you want
Don't lose yourself and believe in yourself

出典: SHOW MUST GO ON/作詞:KUZE 作曲:TERU

【和訳】

妥協するな

妥協するな

俺たちはいつだってスタートを切れるんだ

自分を見失うな 自分を信じろ

【解説】

向こうが暗く見えるけれど、ラクに進めそうな追い風が吹いてきた!

こんなときに流されてはダメだと歌っています。

ラクそうだから、考えなくても良いから、と妥協して誰かの人生に乗っかろうとするのはナンセンスなのです。

妥協せずとも誰にでも好機はやってきます

待っている時間が長くても、望む明るさと望む風向きを心に思い描いていれば「今こそ!」という時がきます。

雨はあがり、夜は終わる