back numberの「手の鳴る方へ」はどんな曲?

【手の鳴る方へ/back number】シンプルだけどグッとくる歌詞の意味を解説!歌詞&コードあり♪の画像

アルバム収録曲

「手の鳴る方へ」はback numberにとって3枚目のアルバム『blues』に収録されている曲です。シングル曲ではないんですね。

この『blues』はゴールドディスクを獲得し、2012年11月21日に発売されたアルバムです。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Blues_(back_number%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0)

それでは「手の鳴る方へ」の世界を見ていきましょう。

「手の鳴る方へ」の歌詞の意味とコードをチェック!

君の横でずっと

切ない男心歌詞で定評のあるback numberですが、「手の鳴る方へ」はどんな歌詞でしょうか?

C GonB Am G G
君の横にずっといたいんだけどなぁ
F C D G
君はあいつを忘れていない前はそれでよかったのに
Am Em F C G
確かに過ごした季節も思い出の数だって
F Am G
かなわないけれどそうじゃないここにいるのは僕だから

出典: 手の鳴る方へ/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

やはり切ない感情が綴られてる歌詞ですね。「君」のことが好きな「僕」が主人公です。

「僕」と「君」は付き合っているのでしょうか?それとも付き合う前の友達以上恋人未満の関係でしょうか?

しかし「君」は「あいつ」のことを忘れていません。

「僕」の切ない気持ちが痛いほど分かりますね。「君」が「あいつ」のことを想っているのを「僕」は感じています。

 「前はおそれでよかったのに」という言葉が出てきますので、最近になってから「僕」は「君」を好きのなったのでしょうか?

「君」と「あいつ」の間にはたくさんの想い出があるのに「僕」と「君」との想い出は少ない……。

比べたくないけれども「僕」は「あいつ」と自分を比べてしまいます。「僕」は「君」を好きですからしかたありません。

でも、今ここで「君」といっしょには「僕」なのです。だからこそ「僕」は「君」に自分だけを見つめてほしいのですね。

しかし、「君」の気持ちを無理やりに変えることはできません。

君がまだ知らないどこかへ

F G Em Am
君がまだ知らないどこかへ今連れてゆくから手を取って
F G C Gm7
手荷物は少ないほうがきっと楽しい
C7 F G E7 Am
思い出なら平気だよ誰もが新しく素敵な今日の日で
F G C C Csus4 C
塗りつぶすのささあ手を握って

出典: 手の鳴る方へ/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

ここで「僕」は強引な作戦に出ます(笑)。

どこか知らない場所へ「僕」は「君」の手を引っ張って連れて行きます。

いい作戦ですね!!!

「あいつ」と「君」が行ったことがない場所で「僕」と「君」の新しい想い出を作ろうということですね。

「手荷物は少ないほうがきっと楽しい」とやんわりと「あいつ」を遠ざけようとしています。

過去の想い出を新しい今日で塗りつぶすのです。いつまでも過去に囚われていては前へは進めません。

これが未来へ生きるための生き方。過去は振り返りません。

C GonB Am G G
実は僕も君を好きになるまでは
F C D G
忘れられない人がいたのさだけど今はもういいんだ
Am Em F C G
これから君と笑ったり泣いたりしていけるなら
F Am G
それでいいやと思えたのさそれがいいと思えたのさ

出典: 手の鳴る方へ/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

ここで「僕」の告白が入ります。

「僕」にも「君」を好きになるまでは好きだったことを忘れられない人がいたと。

前の恋を忘れられなかったのですね。男にはよくあることです。

でも、今では「君」が好きだから、新しい想い出が作られていますから大丈夫。

もう、昔の彼女を想い出すことはありません。しかし、「君」は「あいつ」のことをまだ想っている。

「早く!あいつを忘れてくれ!」という「僕」の気持ちでしょうが「僕」も、今まさに「君」が体験していることを経験しているので強くはいえません。

「僕」は時間が過ぎるのを待っているようです。

【手の鳴る方へ/back number】シンプルだけどグッとくる歌詞の意味を解説!歌詞&コードあり♪の画像

F G Em Am
君がまだ知らないどこかへ今連れてゆくから手を取って
F G C Gm7
手荷物は少ないほうがきっと楽しい
C7 F G E7 Am
思い出なら平気だよ誰もが新しく素敵な今日の日で
F G
塗りつぶすのささあ手の鳴る方へ

出典: 手の鳴る方へ/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

「手の鳴る方へ」という歌詞が爽やかでいいですね。

強引に「僕」が「君」を連れて行くのではなく、「君」の気持ちを考えた上で誘っています。

「僕」と「君」の想い出で「あいつ」と「君」の想い出を塗りつぶすのですね。

「塗りつぶす」というのは爽やかではありません(笑)。

「君」の「僕」といっしょにいる時間が楽しければ楽しいほど「あいつ」の影は消えていきます。

F C G D
僕の選んだ君はちゃんと一途に
F Am
あいつを想ってるんだ仕方ない
G G G
でも君と行きたいから

出典: 手の鳴る方へ/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏

しかし、まだ「君」は「あいつ」のことを考えているようです。やっぱりそれほど「あいつ」を好きなのでしょう。

ここでまた「僕」は切なさで心が折れそうになりますが頑張ります。だって「君」が好きだから。

「僕」が選んだ「君」という人は「一途に人を想う」という魅力があるんだと「僕」は自分で自分に言い聞かせて……。

その一途な想いが「僕」へ向けられるのはいつになるのでしょうか?

「僕」はいつまでも「君」の気持ちを待ちます。