「君がいるだけで/米米CLUB」の歌詞で歌われる君とは？！10年ぶりの『SONGS』出演で蘇る名曲♪

「浪漫飛行」や「君がいるだけで」など100万枚を大きく超える大ヒット曲で有名になった日本のバンド。

ボーカルのカールスモーキー石井ら文化学院のサークル仲間で組んだバンドです。

1985年にメジャーデビューし、現在までに36枚のシングル、16枚のアルバムを発表しています。

ライブに舞台的な演出や奇抜なメイクやファッションを取り入れ、独自の世界を生み出していました。

「浪漫飛行」や「君がいるだけで」など大ヒット曲を生み出したのち、1997年に解散しました。

しかし2005年に再結成され、それぞれのソロ活動などがありながら活躍しています。

「君がいるだけで」は1992年のヒット曲です。

フジテレビ系ドラマ『素顔のままで』のテーマソングに起用され、約289.5万枚の大ヒット曲になりました。

元々は米米CLUBのメンバー内の結婚を祝福するために作られた楽曲だそうです。 この曲の"君"とはひょっとすると結婚したカールスモーキー石井の妹のことだったのかもしれません。 でも真実はわかりませんね。 歌詞を紐解いていきましょう。

"たとえば君がいるだけで心が強くなれること"のたとえばとはどういうことでしょうか？ 君がいることによって心が強くなるだけではないことがわかります。

君がいるだけで、いろんなことがあるのでしょう。

それが何よりも大切なことに気づくきっかけだと石井は歌っています。

ありがちな罠とは何でしょうか？ 世間には様々な罠があると思います。 騙されてしまったり、間違った道を歩んでしまったり、いろいろなことがありますよね。 ひょっとすると間違った恋も罠なのかもしれません。 そして自分が弱い存在であることにも気づかずに強がってしまうこともあります。

これは普遍的なことなのかもしれません。

でもそういう罠におちいらずに、めぐりあった頃のようにいられたら、それが本当の心なのです。 ここでは愛について歌われているようにも思いますし、バンドメンバーのことを歌っている可能性もあります。

世間というものに流されて生きていたり、ロックスターなどの儚い存在への憧れだけで生きていて、すぐ目の前にあることを忘れていたと歌われています。

気づいていなかったことは、家族や友人、そして愛する人への愛など様々な愛なのかもしれません。 そして素直になることが大切だったのでしょう。

君がいるだけで、様々な愛に気づくことができます。 そういう感謝の思いがこの曲には宿っているように思えます。

ここで歌われる"君"とはやはり愛する人のことなのでしょうね。 素晴らしい歌です。

茨城県出身で絵画好きの父親の影響で画家を目指して上京したそうです。

文化学院に入学し、卒業後、街頭パフォーマンスをしていたところ、サークルのメンバーを中心に米米CLUBを結成します。

1985年にメジャーデビューし、ヒット作を連発しますが、映画監督として興行に失敗し15億円の負債をかかえたそうです。

これが米米CLUBの解散につながってしまったようです。

この時期には自殺も考えたそうです。

しかしソロ活動を行うかたわら、デザインやプロデュースなどでも活躍し、2005年に米米CLUBを再結成します。

波乱万丈の人生ですが、成功も失敗もスケールが大きいですね。

映画の興行に失敗した時に、父親がかけた言葉は「お前の財産は心の中にある」というもの。

15億円の負債を抱えても心の中に財産があれば生き生きと生きることができたのでしょう。 素晴らしい言葉ですね。