【陽炎/フジファブリック】美しすぎるアコースティックVer.が泣ける…！ギターコード&歌詞の意味も！

隣に住んでいた身長の大きい「ノッポ」にバットを借りていたのを思い出したのでしょう。

そのノッポに返すバットと「お小遣い」を持って駄菓子屋に向かいます。バットは出かけるついでにノッポに返そうと思ったのでしょう。

わずかなお小遣いで何のお菓子を買おうか悩んでいると、さっきまで晴れていた空の雲行きが変わって雨が「ポツリ」と降ってきます。

「肩落として」という歌詞から落ち込んでいることがわかります。もっと早く決めていたら雨に濡れずにすんだのにと思ったのでしょうか。

あるいは、駄菓子屋に寄った後にどこかに遊びに行こうと思っていたのかもしれません。

そのような少しさみしい思い出すらも、大人になると愛おしく感じるものですよね。

もしかすると、思い出すことできる記憶があるのはとても幸せなことかもしれません。

人は大人になるにつれて、知らない間にたくさんのモノをなくしてしまいます。

大切に感じていた好きな場所の風景も変わってしまうこともあるでしょう。

「あの人は変わらず過ごしているだろう」という歌詞はとても深いです。

たくさんのモノが変わっていくけれど、変わらないモノがあってほしいという気持ちのあらわれだと思います。

雨が降ってきて、駄菓子屋から急いで家に帰ったのでしょう。しばらく経ってから窓からそっと手を出すと、「やんでた雨」に気づきます。

雨がやめば外で遊ぶことができますよね。そうなれば、子どもはすぐに家を飛び出して、遊び場に向かうものです。

照りつける夏の太陽によって、どんどん気温が上がったのでしょう。遊んでいる子どものそばでは、陽炎が揺れています。

陽炎はもやもやとした蜃気楼のような気象現象です。まるで、その陽炎の姿は、残像のように思い出される子どもの頃の記憶のみたいではないでしょうか。

ギターやベースを弾く時に役立つ『陽炎』のコードを下記に掲載します。

Aメロとサビという構成なので、コードは覚えやすいと思います。

サビで盛り上がりが出せるように、メリハリをつけて弾くと雰囲気が出るでしょう。

音源をよく聴いて練習して、ぜひ『陽炎』をマスターしてみてください。

今回は、フジファブリックの『陽炎』について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

シンプルな曲の構成が、この曲の少年時代を思い出せるセンチメンタルな歌詞とメロディーの良さを際立たせていますよね。

この曲を作詞・作曲した志村正彦は、残念ながら2009年に急逝しています。当時、フジファブリックのファンは大きなショックを受けました。

しかし、『陽炎』のように彼の生み出した曲は今でも確かに残っているのです。

また、彼を失った悲しみに負けずに、フジファブリックは現在でも活動しています。

この記事を読んでフジファブリックに興味を持った方は、公式サイトで彼らの最新活動もぜひチェックしてみてください。