高橋真梨子「フレンズ」名曲の歌詞に隠されたドラマチックな意味とは...！？収録アルバム情報・楽譜あり

急いで駆け付けて目にしたものは、横たわる君の姿。

親指を立てて見せる元気はあるものの、夢に破れ、人生に疲れた姿がそこにあったのでしょう。

この歌詞に続くのは、とにかく今、これまでのことを聞いてほしいというような歌詞。

これまで意見をぶつけ合ってきた二人だからこそ、空白の時を埋めるにはお互いの想いをぶつけ合うのが一番だということでしょうか。

そこで気になるのが先ほどご紹介した部分。

この二人の間で交わされた「約束」とは一体何だったのでしょうか。

筆者の拙い解釈ですが、ひょっとすると二人は別れの時に「共に成功する」と約束したのではないでしょうか。

そして約束通りに成功した主人公、夢に破れた親友。

今ここで聞きたい友の話は、落ちぶれて疲れていった現実ではなく、夢をかなえた妄想。

そんな話をしたいと思うのは、友にはもう残された時間が僅かしかないから。

消えゆく命を前に、最後の会話を果たそうとしている歌、そんな気がしてなりません。

この曲は高橋の母が好きだった1曲だったそうです。

98年にシングルリリースされる前、3年ほどライブで歌われていた「フレンズ」は冒頭の歌詞が違いました。

歌い出しの歌詞なのですが、シングルリリース盤では言葉が強すぎる、という理由で変更されました。

しかし高橋の母はこの部分の歌詞に思い入れがあり、シングルリリース盤を聞いて激怒したということです。

高橋の母千鶴子さんは、16歳で広島の原爆に遭い、結婚、離婚、不倫という波乱万丈な人生を歩みました。

そんな人生をこの曲の「修羅のごとく生きた」という部分に重ねたそうです。

そんな経緯もあり、2017年に発売したドラマと映画の主題歌を集めた「Dramatic Best」には変更前の歌詞で歌われた「フレンズ」がフレンズ＜Prelude version＞として収録されています。

是非こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

ピアノで弾き語りができたらステキな曲ですね。

初級～中級の腕前があれば弾けるそうですが、楽曲を聴く限りはかなり難しいように感じます。

和音は少ないので手が小さな人でもチャレンジしやすい曲かもしれませんね。

楽曲に感銘を受けたら自分で弾いてみる、それもステキです。

是非チャレンジしてみてください。