サビで思いが爆発
サビでは彼を考えすぎるあまり、抑えきれない気持ちが溢れて爆発するような表現。
彼を求めるあまりにaddicted(中毒)になるほど、思い詰めてしまう様子がうかがえます。
ここではそれまで自分で我慢していた彼に対するいろんな感情が、ここでヒートアップするようなイメージです。
曲調もサビの部分はグンとアッパー・チューンになり、曲を盛り上げていきます。
空回りがちになる自分に焦る2番
なぜなの 君の前じゃ
可愛くいたいのに空回ってる
I just don’t know what to do
君の好きな歌を聴いて
君の好きな服着ても
近づけない
but you don’t know how I feel
出典: http://www.littleoslo.com/lyj/home/%E8%A5%BF%E9%87%8E%E3%82%AB%E3%83%8A-distance/
1番フレーズでは彼に夢中な心境でしたが、2番では彼に振り向いてもらうためにいろいろしても、それに気づいてもらえない切なさともどかしさを表しています。
片思い中はいかに相手に気づいてもらえるか奔走することが多いですが、見事にまとめたフレーズといえます。
現在進行形で片思いをしている方はもちろん、過去に片思いをしていたという女子にも共感が持てるパートです。
思いを抑え込もうとするが…
2番のサビの後にくるフレーズでは、強すぎる思いのあまりせつなくなり、気持ちを抑え込もうと悩む一面を見せます。
しかしその思いはほんの一瞬で壊れ、結局は彼を求める気持ちが抑えられない模様が伝わります。
ここのフレーズのポイントは「どうしても どうしても」という部分。
「絶対彼がいいの」という気持ちを、「どうしても」を2度繰り返し歌うことで思いを強く表現して切なさをパワーアップさせています。
サビを繰り返すことで印象を強くしている
わかりやすいフレーズのサビは「Distance」では何度も繰り返すことで、曲の印象を深めています。
これはファンの間でもおなじみになっている「西野節」で、西野カナ独特の個性を出して彼女らしい一曲に仕上げています。。
この「西野節」は「Distance」でも効果的に用いられているのが特徴です。
片思い女子の揺れる感情は「Distance」で丸わかり!
「Distance」はスタート地点から恋する女子の切ないフレーズが並べられ、終盤まで彼に気づいてほしくてたまらない、片思いの苦しい感情を思い起こさせてくれる一曲です。
曲のタイトルも、こんなに好きなのになかなか伝わらないその距離感を「Distance(距離)」という一言で見事に表現しています。
リアルな女子の感情をここまでまとめあげ、一曲に凝縮させる歌手はそうそういないです。
しかしそこは西野カナが私たちと同様に、つらく切ない片思いを数多く経験したからこその、なせる業だと想像します。
ですが女子の生々しい感情は、やっぱり男性にわかってくれないと意味がないですね。
片思い女子の気持ちを知りたい男子には、まずこの曲を聴いてもらうのが早いかもしれません!
まとめ
女性シンガーが歌う片思いソングには、いまいち感情移入のしにくい曲も多々あります。
しかし西野カナが織りなす「Distance」には歌詞に込められた一言一言に重みがあり、胸をギュッと締め付けられるような片思いソングに仕上がっています。
そして「Distance」の 歌詞は決して前向きとは言えないですが、アッパー・チューンなトラックは片思いの悲しさだけでなく時が過ぎれば懐かしい思い出として楽しめるといった、前向きな気持ちが込められているのではないでしょうか。
歌手としてだけでなくファッションなども注目され、今や存在自体が女子のバイブルな西野カナ。
比較的に失恋傾向の歌が多いですが、ここまでどっぷり片思いに浸かれる曲もいいですね。
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