雲丹と栗とはどんな曲?
ずっと真夜中でいいのに。
今回、歌詞考察するのは【ずっと真夜中でいいのに。】の【雲丹と栗】です。
少し変わったアーティスト名はインパクト抜群。
代表曲には【秒針を噛む】や【脳裏上のクラッカー】などがあります。
心地よいテンポとキャッチーなサビが特徴の彼女の曲は一度聴くと耳から離れません。
そして【雲丹と栗】。
印象的なタイトルの意味
タイトル名は【雲丹と栗】。
パッとみただけでも記憶に残るような印象的なタイトル名です。
このタイトル名から連想できるのは雲丹と栗の共通点。
「食べ物」「茶色」そして「トゲのある殻に入っている」です。
この最後の項目からさらに連想できるのは殻に閉じこもった自分。
自信をなくしたり、心を閉ざしたりしてしまった人への想いを感じます。
そして歌詞の意味に込めた想い。
タイトルから読み取れたイメージを歌詞から紐解きながら考察していきます!
歌い出しの歌詞とサビの歌詞の関係性
僻み
赤血球みたいな 白玉半分が欠けた
十五夜お月様 丸まってみたって僕は見てもらえないの
出典: 雲丹と栗/作詞:ACAね 作曲:ACAね
赤血球は綺麗な円の形をしていません。
すこしくぼみがあり、歪な形をしています。
それに比べて十五夜のお月様はどうでしょうか。
十五夜とは月が一番綺麗な円に見えるタイミングです。
雲丹と栗も少し歪ではありますが球体の形をしています。
しかし、丸くても月のように綺麗だねとは言われません。
この歌詞から読み取れるのは雲丹と栗の月への嫉妬です。
月が丸いことによってちやほやされている。
しかし雲丹と栗は丸くても何も言われません。
答えはサビ部分に
少し順番は前後しますが、歌い出しの答えはサビ部分にありました。
魅力まで周りに合わせなくていいんだ
出典: 雲丹と栗/作詞:ACAね 作曲:ACAね
魅力は周りに合わせる物ではないのです。
月には月特有の魅力があります。
そして雲丹には雲丹の、栗には栗にしかない魅力があるのです。
月は綺麗な円と明るさが魅力の1つですが、この2つは違います。
綺麗な円であることや明るさを比べても仕方がないのです。
雲丹と栗には他に良い魅力がまだまだ隠されています。
この歌詞から読み取れたのは自分には自分の魅力があるということです。
他人は他人でその人にしかない魅力を持っています。
ここでは個性があることに対する魅力と大切さを読み取ることができました。
トゲがある理由
閉じこもってしまう
近づけば近づくほど 当たり前が当たり前に変わる魔法
君との距離を保つため 守るために僕は戦うんだ
出典: 雲丹と栗/作詞:ACAね 作曲:ACAね