Ken Yokoyama VS NAMBA69

最強で最狂のスプリット盤!

【Come On,Let's Do The Pogo/Ken Yokoyama】スプリット盤に新曲♪の画像

昨年の10月を忘れてしまった人はいないでしょう。

Hi-STANDARD(通称・ハイスタ)のニュー・アルバムが、ゲリラ的に全国のCDショップに並び、SNSもその画像と共に驚きと感動で溢れかえったあの日を。

そして今回も彼らはやってくれました!

ハイスタ再始動よりも驚いた人もいるのでは?

紆余曲折、いえ、本人たちの発言もあったので、色々な噂が噂ではなくなってしまったこともありましたね。

しかし、お互いが解散後に始動させたソロワークスが、いよいよタッグを組んだのです。

しかも販売元はPIZZA OF DEATH RECORDSなので、やはり驚きを隠せません。

横山健 VS 難波章浩?

【Come On,Let's Do The Pogo/Ken Yokoyama】スプリット盤に新曲♪の画像

長年のファンの人はドキッとしたであろう今回タイトル。

先ほども少々触れましたが、解散後、横山健と難波章浩の不仲は周知の事実でしたね。

今回は同じ所属のHi-STANDARDではなく、不和が生じてしまった発端とも言えるソロでのバンドが1枚のアルバムの中で対決。

しかしこうして、彼らの主張にも値する音楽と音楽でぶつかり合うのを楽しみにしていた人も多いことでしょう。

そもそもスプリット盤とは?

最近よく耳にする、この“スプリット盤”という言葉。

内容的においしいからそのまま流してしまっている、複数のバンドやアーティストの楽曲が収録されている音源と、漠然と解釈している人もいるでしょう。

その通り、複数のバンドやアーティストの楽曲が収録されているものでも正解です。

しかし、多数のアーティストが1曲ずつ参加している、オムニバスやトリビュート、リミックス盤はスプリットとは別の括りになるのです。

シングルの場合は、1曲でもスプリットに分類されるので、なかなか線引きするのは難しいですね。

今回の様に、Ken Yokoyama・3曲、NAMBA69・3曲という形式は大変分かりやすいと思います。

Come On,Let's Do The Pogo

パンクと言えば、ポゴである

“ポゴしようぜ!”なんて意味を持つタイトルのこの楽曲

生粋のパンクスなら知っているであろう“ポゴ”ですが、“ポゴする”って何するの?なんて思う人もいるでしょう。

簡単に言うと“ポゴ”とは、パンク特有のダンス・ノリ方の1つ。

セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスから始まったと言われているポゴダンスは、モッシュやツーステなどの空間を使うノリ方と違い、垂直ジャンプするのです。

シド・ヴィシャスのライブ映像を見ればすぐに解決するでしょう。

そして今回のアルバムは、カバー曲を除き2曲の新曲が収録されています。

その中でもリード・トラック的な位置にあるのがこの「Come On,Let's Do The Pogo」。

スカ・パンク寄りのこの楽曲は、ポゴダンスにももってこいではないでしょうか。

もちろん、歌詞も激アツ!

All you have to do is move anyway
you want
Yeah come on let's do the pogo
If you don't know how to dance, well here's a start
Yeah come on let's do the pogo

出典: Come On,Let's Do The Pogo/作詞:Ken,Minami 作曲:Ken,Minami

歌詞の冒頭をご紹介します。

“お前が感じたままに踊ればいいんだ 来いよ、ポゴダンスしようぜ”

こんな言葉からこの楽曲はスタートします。

PVでも様々なダンスやノリ方が登場していますが、周りに合わせることなく、感じるがまま思う存分にダンスしています。

“もし、踊り方が分からないのなら、さあ始めよう 来いよ、ポゴダンスしようぜ”

初めてのライブハウスを思い出してしまいますね。

とりあえず周りに合わせようではなく、とりあえずポゴダンスしようぜというところはKen Yokoyama流。

浮かないように周りに合わせて自分も踊る、目立たない様にひっそり後ろで楽曲に聴き入るなど、ライブの楽しみ方は人それぞれだと思います。

しかし、その音楽やメッセージに心を動かされ、いてもたってもいられなくなったら、自分の思うがままに暴れ狂ってもいいのです。

もちろん、音楽そっちのけでお客を観察して笑っている人もいるでしょう。

そんなつまらないことに、自分の楽しみを渡さなくてもいいのです。

この楽曲が発するメッセージは、パンクスや邦ロックファンだけでなく、音楽を好むたくさんの人に届けるべき楽曲であると思います。

カバー曲もちょこっとご紹介

Malibu Beach Nightmare

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