【拝啓、少年よ/Hump Back】大注目の3ピースバンド！待望の1stシングルがついにリリース！

子どものころに見た空って、なんだかもっとキレイだった気がしませんか？

―そういう風潮があるからそう感じるだけ。

―記憶だから美化されているだけ。

―ドラマの影響を受けているだけ。

なんて考え方もあるかもしれませんね。

でも、誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

何が言いたいかというとですね、歌詞の最後の一文に注目してほしいのです。

「馬鹿みたいに空がキレイだぜ」

これは”空がキレイだと感じる世界”にいる人物の発言。

つまり、冒頭部分の問いかけは「過去にいる人物」

もしくは「子どものころと同じような状態にある人物」からなされていると考えられます。

冒頭の問いかけに対して、正直に返答していますね。

「今はもう見れないさ」

悲しきかな、大人の返答です。

年齢と共に夢を追うことって厳しくなりますからね。

きちんと収入を得て、生活していかなきゃいけませんし。

そんな大人になってしまった人物が「アイツも変わった」と笑われているのか、

もしくは大人になってしまった人物が当時一緒に頑張っていた人を

「アイツも変わったし」と笑っているのかはわかりませんが、とにかく荒んでいます。

そんな荒む心の片隅で、キラキラした青春を思い出す……。

お酒がすすみそうですね。

そんな飲み会があったら。

個人的なイメージとしては、

「アイツも変わったよな～」なんて笑い合った飲み会の帰り道。

思い出すわけです。

夢に向かって努力していた青春時代を。

親に反抗してでも叶えたかった夢を。

そして仲間とぶつかった日々を。

「あの時、諦めていなければもしかしたら……！」

なんて思い始めたところに、現実の自分（悪魔）が登場します。

「いやいや、神様なんていないって。無理無理。」

「夢が叶うなんてハナから思ってなかっただろ？」

そんなヤジを入れられ、大人になってしまった自分は涙を流して凹みます。

「そうか……もうこのまま人生を送るしかないのか……」

そう思った時、冒頭部分で登場した

”空がキレイだと感じる心をもつ人物”からメッセージが送られてきます。

ここがサビです。

青春時代を過ごした仲間と昔の話で笑い合った飲み会の帰り道（※勝手に想像）、

夢を諦めてしまったことを悔やむ”大人になってしまった人物”に

まだ”空がキレイだと感じる心を持つ人物”がメッセージを送ります。

「君は自分が思うほど弱い人間じゃないから。

　だからまだ夢を追いかけて。

　負けっぱなしじゃ終われないでしょう？」

こんなこと言われたら泣き崩れますよね、きっと。

夢を追い切れない理由って、個人的には弱さにあると思うんです。

何をしなきゃいけないかわかってるのに、自分と向き合うことを避ける。

上手くいかないのは自分のせいなのに、環境のせいにしてしまう。

夢を追う自分に対する周りの目を気にしてしまう。

そんな弱い自分に耐えられなくなって、夢を諦めるのではないでしょうか。

でも、この曲はそんな背中を押すんです。

「君はそんな弱い人間じゃない」と。

「負けっぱなしじゃ終われないだろ」と。

素晴らしいですね……！

これに関しては、答えは分かりません。

夢を追っている過去の自分なのか。

それとも、夢を追い続けている友人なのか。

聞く人の心情によって異なると思います。

ぜひご自身の状況に当てはめて聞いてみてください。

Hump Backは現在、「拝啓、少年よ」のリリースを記念したツアーを開催中。

7/5（木）の千葉LOOKを皮切りに、全14公演を予定しています。

チケット既に発売されており、なんと完売している公演も……！

中にはまだ間に合う公演もありますので、お近くの方は是非足を運んでみてください。

詳細はHump BackのHPからどうぞ。

Hump Back「拝啓、少年よ」はいかがでしたか？

高校生や大学生、新社会人など若者の皆さんの心にも響いたと思いますが

ちょっと疲れてきた社会人5年目以降のみなさんやお父さん方にも響いたのではないでしょうか。(笑)

自分へのメッセージとして受け取るもよし。

夢に躓く友達に送るもよし。

ぜひこの曲から多くの人がパワーを受け取れればいいなと思います。