【波動砲ガールフレンド/空想委員会】歌詞を解説！あなたは目標に向かって突き進む人？…その光と影に注目

一見するとサイコパスなラストの展開が訪れます。

光である彼女を消したいという願望。

それは影の存在である主人公の消滅も意味します。

もちろん想いを行動に移すことのできない主人公の脳内妄想です。

本当に消し去りたいと思っているのは自身の内面で顕在化してしまったコンプレックス。

「波動砲ガールフレンド」の物語はここでエンドロールを迎えます。

おそらく三浦委員長はその後の展開は聴き手に委ねたのでしょう。

誰にも自身の内面を晒すことができない主人公は成長を諦めてしまうことへの比喩です。

見たくなかったコンプレックス。

それを直視することは大人になるために欠かせない通過儀礼でもあるのです。

皆さんは「波動砲ガールフレンド」のラストをどう解釈したいと思いますか？

2019年3月31日をもって現体制での活動終了となる空想委員会。

三浦委員長の歌に救われた私たちの心の行き場はどうなるのでしょう？

2019年1月23日に2枚組ベストアルバム「空想録(二〇一一‐二〇一八)」をリリース。

そこにはこれまでの代表曲と一緒に三浦委員長の心の成長の日々が記録されていました。

現在発表されているのは現体制での活動終了という情報のみです。

「大好きな音楽とともに生きていくためには一度走るのをやめ、これから進む道をしっかり考えるべき」

終了に向けた三浦委員長のコメントです。

今後も形態を変え音楽と向き合っていくであろう空想委員会。

今後の動向に注視してゆきたいと思います。

今回は空想委員会の「波動砲ガールフレンド」の歌詞を紐解いてみました。

夢に向かって一直線に生きる女性、そして彼女に恋心を募らせる主人公。

そこには屈折男子の歪んだ内面の葛藤が描かれていました。

この恋の行方を左右するのは主人公の内面の成長のみでしょう。

皆さまも三浦委員長の深い歌詞の世界をぜひ体感してみてください。

2019年3月以降、少しだけ活動休止期間に入る空想委員会。

今は彼らの残した名曲の数々を振り返りながら復活の時を待ちましょう。

最後にOTOKAKEライターの執筆した空想委員会の解説記事を紹介させていただきます。

本稿でも触れた「難攻不落ガール」のMV。

その解説記事はこちらからご覧いただけます。

2014年のメジャー1stアルバム「種の起源」に収録されている「八方塞がり美人」。

「波動砲ガールフレンド」から少しだけ大人になった三浦委員長の歌詞の解説記事がこちらです。

メジャー1stシングルではなんとか三角関係まで持ち込んだ三浦委員長。

「純愛、故に性悪説」の歌詞解説記事も是非ご覧ください！