恋には両思いになれる恋もあれば、片思いで終わってしまう恋もあります。
好きな人へと向いている恋心の矢印が、互いに向いていれば、きっとその恋は叶うでしょう。
しかし、いつもそうなるとは限らないのが恋愛です。
後輩は片思いしており、まだ後輩から相手へ向けた一方通行の矢印しか出ていません。
片思いをしている時には、なかなか気持ちが伝わらず泣いてしまうこともあるかもしれません。
その涙がはれるのは、きっと恋が叶った時でしょう。
雨があった空に虹がかかるように、2人の恋の矢印が繋がり、恋が叶うと良いのにと思っていると読み取れます。
後輩の恋を側で応援
君の頑張りは誰よりも側で見てるよ
ハートの声を大切な人に届けよう
恋ヲウチヌケ
出典: 恋ヲウチヌケ/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks
主人公は相談を受ける中で、主人公がどれだけこの恋のために頑張っているか見守ってきました。
好きな人に振り向いてもらおうと頑張る後輩の姿に、主人公は戸惑い、複雑な気持ちを持っていたのでしょう。
それでも、主人公は後輩が片思いの相手に気持ちを伝えることを応援しています。
心の中に秘めている気持ちを言葉にして伝えれば、その言葉が相手の心を打つはずです。
後輩の思いが報われて、片思い相手の心を撃ち抜き、両思いになるように見届けようとしているのです。
叶わない片思い
戸惑いの理由
「少し話聞いてください」
何だかちょっと喜んじゃって年下の君
「デートプラン考えました」
張り切っちゃって頼もしくって嬉しいだけど
出典: 恋ヲウチヌケ/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks
2番の歌詞は、1番の歌い出しと同じ後輩の台詞から始まっています。
しかし、最初とは違い、後輩の様子はどこか喜んでいるもののようです。
後輩と片思いの相手との距離は少しずつ縮まっているのでしょう。
2人で出かける約束をして、そのデートプランを主人公に相談しています。
せっかくのチャンスに後輩は張り切っているのでしょう。
そんな後輩の様子に主人公も進展があったことを喜び、プランを練る後輩を頼もしく感じているようです。
しかし、どこか素直に喜べない感情も抱いていることが読み取れます。
気づいてしまった気持ち
聞けなくて聞きたくなくて
惹かれてる近づきすぎて気づいたの
出典: 恋ヲウチヌケ/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks
後輩は少しずつ片思いの恋の進展があり、それを主人公にその都度伝えていたのでしょう。
主人公は後輩の恋が少しずつ叶おうとしている様子をずっと見守ることになります。
しかし主人公は、他の人に片思いしている後輩に惹かれてしまっていることに気づいてしまいました。
それは、恋をして変わっていく後輩を誰より近くで見守っていたからこそ芽生えた感情かもしれません。
この気持ちに気づいてしまったことで、後輩からの相談を受けることが苦しくなってきてしまったようです。
一方通行の矢印
叶わないと知っていても
こんな恋の矢印もうまく飛ばせたらいいのに
恋の涙は光る星になればいいのにね
出典: 恋ヲウチヌケ/作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks
主人公は後輩への恋心に気づいてしまいましたが、この恋が片思いであるという現実を目の当たりにしています。
自分から後輩へと向かっている矢印は、一方通行のままだと知っているのです。
叶わぬ恋を思って流れる涙は、とても切ないものでしょう。
その切なさは、夜になると一層強くなってしまいます。
その涙は空の暗闇に光る星になれば良いのに思っているようです。