社会風刺!?キュウソネコカミというバンド
数多くのバンドが世の中に出てきており、それぞれがバンドとしての個性を発揮しています。
その個性を発揮するバンドの中でも人気急上昇のバンドがキュウソネコカミです。
彼らの曲がCMの曲としても採用されていることもあるので、キュウソネコカミをご存じの方も多いでしょう。
どんな曲を歌っているバンド?
キュウソネコカミというバンドは、とにかく社会風刺性の高い曲を世の中に出してきました。
「DQNなりたい、40代で死にたい」という曲では、DQNについて歌っています。
DQN、つまり不良のような人たちのことを批判しながらちょっとうらやましい、でもうらやましくないというよう世の中の人が抱いているであろう気持ちを代弁しています。
「サブカル女子」という曲では、サブカル女子の特徴を歌っています。
その内容は決してサブカル女子をほめるものではありません。サブカル女子の特徴的確に伝えつつ、ぶさいくではないけどかわいくない、といったことをストレートに歌っています。
とにかく世の中の多くの人が思っているけれど表立って言えないような微妙な気持ちを的確に歌に乗せて表現しています。
多くの人の気持ちを代弁しているため、キュウソネコカミの曲に惹かれる人はとても多いのです。
ライブが面白い!
キュウソネコカミの良いところは曲だけではありません。
ライブがとにかく楽しいのです!
ただ歌うだけではなく、ボーカルのヤマサキセイヤがなんと客席にやってきます!というかお客さんの上を歩いてやってくるのです!
少しでもヤマサキセイヤに触ってみたいというお客さんが殺到してとても混雑するのですが、すごく興奮してとても楽しいのです。
「ビビった」の歌詞にはどんな意味があるのか?
キュウソネコカミの曲の中でも人気で、ライブでもよく歌われる曲が「ビビった」です。
アルバム「チェンジ ザ ワールド」に収録されています。
「ビビった」を聴いて衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか?「ビビった」の歌詞についてご紹介します!
人気曲「ビビった」の歌詞の意味とは?
「ビビった」の歌詞の内容は、厳しい音楽業界の現状をストレートに伝えているものです。
とにかくストレートに伝えすぎてこちらがびっくりするほど。
音楽業界と言えば華やかなイメージがありますが、生き残るために大変で厳しいということがこの曲から伝わります。
そんな「ビビった」の歌詞はどのような歌詞でしょうか?
「ビビった」の歌詞を紹介しましょう!
キャッチ―じゃないと響かない!?「ビビった」の歌詞を紹介!
ファッションミュージック鳴らせないと生き残れないこの世界では
俺が何か叫んだ所でキャッチ―じゃないと誰も聴かない
それでも何かを叫んでいる 誰かに届くまで叫んでいる
俺らが世界を変えてやるって意気込んでもきっと意味は無い!!
ビビった
出典: ビビった/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
「ビビった」のサビの部分です。
音楽はメッセージ性があったり伝えたいことを音に乗せるというイメージがある人も多いのではないでしょうか?
しかし、近年の音楽は変わってきています。
たとえ良い歌詞だったとしても注目されません。
何となく音が良い、歌詞は何言っているか分かんないけどカッコいい、というようなキャッチーな曲、まさにファッションミュージックを世に出さない限り誰にも注目されないのが現状です。
音楽で世界を変えたいというような熱い想いを持って音楽業界へ入り、メッセージ性のある曲を頑張って歌っても音がカッコよくない限りは生き残れません。
昔はその方が生き残れたのでしょうが、近年はそういうわけにはいかないのでしょう。
評論ばっかつらつら並べて全然売れる曲は書けない
オリコンチャートは今日もたくさんの愛で溢れて壊れている
評価のされ方意味わかんねぇ 誰が得なんだこんな賞?
意味なんかいらんそれでOK 結局音楽はBGM
出典: ビビった/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
オリコンチャートやさまざまな音楽賞で、なぜこのアーティストが人気なの?と思う人もいるでしょう。
オリコンチャートに入らないであろうと思っていたアーティストが入っていたり、音楽賞を受賞していたり、誰が評価したんだろう?と謎に思うという世の中の気持ちを代弁してくれています。
そして、上記で説明したように、現代はファッションミュージックが求められる時代です。
歌詞に意味なんて求めていない、という時も多々あります。結局、音楽を聴きながら踊ったり騒いだりできればOKという人が多いのも事実なのです。
(さぁみんなで手を振って さぁみんなで踊ろうよ)
メジャーに行って1、2年で消えるバンド多過ぎクソワロタ
(さぁみんなで手を振って さぁみんなで踊ろうよ)
動員無いのにゴリ推し出演 フェスの舞台で大惨事
出典: ビビった/作詞:ヤマサキセイヤ 作曲:キュウソネコカミ
みなさんが知っているバンドはデビュー5年目など、息が長いバンドが多いでしょう。
しかしその裏ではたくさんのバンドが結成しては解散し、メジャーデビューしてもすぐ解散してしまうバンドが数多くあります。
そこで売れさせようと無理やりフェスに出場させても、人が全く集まらないという状況になってしまうこともあります。
とにかく競争が激しい音楽業界。生き残るために必死なのです。