あぁ
ロックな君とはお別れだ
きっと僕は花にはなれないけど
雑草の如く転んでも
踏まれても立ち上がる
ロックに生きたいね
そう、だからお別れだ
じゃあね
出典: ロックな君とはお別れだ/作詞:ぷす 作曲:ぷす
僕にとって君は、歌詞2行目にある通り花でした。
対する僕は3行目、雑草です。たくさん踏まれて、たくさん引っこ抜かれて、それでもしぶとく生き抜く雑草。
この違いからわかるのは、君にとってのロックと僕にとってのロックが違うということです。
君は天性の才能を武器に、あっという間に大きな花を咲かせました。
カリスマ性もあったでしょうから、他人と違うことをすればそれだけで目立ったのかもしれません。
これも1つのロックな生き様です。しかし僕の場合は違っていました。
雑草の僕は、君ほどの才能を持ち合わせていません。だから必死に踏ん張るしかないのです。
綺麗に咲いたお花のように称賛されなくとも、馬鹿にされて踏みつぶされても、それでも枯れない。
僕はそうやって太い芯を持つことこそ、ロックな生き様と考えたのでしょう。
君と僕、それぞれのロック。違いに気がつき自分の道を見つめ直すことができました。
僕は改めて、君への別れを告げています。
君への感謝
君が居たから僕は此処に立っている
僕は此処に立っている
ロックな君とはお別れだ
出典: ロックな君とはお別れだ/作詞:ぷす 作曲:ぷす
君を追い続けた日々は、僕にとってはある意味黒歴史かもしれません。
しかしそうしてガムシャラにやっていた日々にだって、きちんと意味はあるのです。
僕が音楽をやり続けられているのは最初に君に憧れ、君を目指したから。
それは途中で僕を違う方向へ導いてしまったけれど、その出来事がなければ今もなかったということです。
だからこそ過ぎ去った日々を思い出しながら、かつて自分を導いてくれた君へ感謝しているのでしょう。
そして最後には清々しい気持ちで君へ別れを告げ、新たな活動へと踏み出していくのです。
最後に
ぷすとしての個人活動から、ツユとしてのグループ活動へ。
大きな転換期を迎えてぷすさんが感じたこと、そして新たな場所でやり抜くための決意が込められていました。
これからは君の存在に固執することなく、自分なりの生き方をできることでしょう。
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