『なんでもねだり』
第6位にご紹介するのは2015年発売のシングル『なんでもねだり』。
資生堂の日焼け止め『アネッサ』のCMソングとしても有名な1曲ですね。
夏の太陽の下で輝く女の子のような、キラキラとした明るいサウンドが印象的なこの曲。
歌詞で歌われているのは、大好きな女の子のわがままに振り回されている男の子の様子。
あれが欲しい、これが見たい、それもやってほしい…。
どんなわがままなお願いでも、大好きな女の子に言われたのなら仕方ありません。
そんな魅力的な女の子のわがままなお願いを叶えようと奔走する男の子を描いたこの曲。
女性陣も男性陣も『こんな状況に憧れる!』なんて方もきっと少なくないのではないでしょうか。
第5位:いつだって1人じゃない…大切な想いを勇気に変えていくこの曲
『バトンロード』
さて、ここからはランキングも折り返しです。
第5位はアニメ『BORUTO』の主題歌にもなったシングル曲『バトンロード』。
アニメの世界観とリンクした歌詞の内容に胸が熱くなる!という方もきっと多いのではないでしょうか。
偉大な存在である父NARUTOに追いつき追い越そうとする為、自分の力を信じ奮闘する息子BORUTO。
そんな彼の心情と重ね合わせてこの曲を聴くと、より歌詞のメッセージに感動できることかと思います。
もちろんアニメの話だけではなく、私たちの身の回りの出来事にも置き換えることはできるでしょう。
友人から友人へ、先輩から後輩へ、そして家族から家族へ。
誰もがみな大切な人から託された思いを胸に挑戦したり、いろんなことを頑張った経験があるかと思います。
そんな頑張る人たちへの応援歌としても、非常に人気の高い1曲となっています。
第4位:戦え!そして掴み取れ!ソリッドなエネルギー溢れるあの曲
『Fighter』
第4位はアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』主題歌となった『Fighter』。
これまでのKANA-BOONに比べソリッドで疾走感溢れる格好いい曲となっています。
長年人気のガンダムシリーズということで、歌詞の内容もやはりそのストーリーに沿ったものになったそう。
また併せて、自分たちの居場所を掴み取る為の彼らの挑戦もテーマに掲げています。
その為歌詞には闘志溢れる非常に勇ましい言葉が並んでいますね。
一瞬の輝きを掴み取る為、日々ストイックに挑戦を続ける人々。
KANA-BOONを始めとしたそんな人たちに贈る1曲となっています。
第3位:歌詞のインパクト大!語感の良さに思わず口ずさみたくなるこの曲
『フルドライブ』
さあ、いよいよTOP3の発表です!
第3位はフェスやライブには欠かせないこの曲、『フルドライブ』!
これまでは比較的メッセージ性の強い楽曲を多数紹介してきました。
しかしこの曲の歌詞で注目してほしいのはやはり語感の良さ。
とにかくファーストインパクトの強さを念頭に置いて作られたのがこの曲なんだそう。
リズム感の良い歌詞は確かに一度聴けば耳に残りやすいですし、ふとした時に思わず口ずさんでしまいます。
心に残るというよりは、もはや身体に残るような曲作りを意識したのでしょう。
その甲斐あってか、KANA-BOONはこの曲で初のミュージックステーション出演を果たします。
まさに彼らのターニングポイントとなった楽曲ですね。
第2位:ゆらゆらすれ違う…2人の心模様を鮮やかに描いた1曲
『ないものねだり』
第2位にランクインしたのは『ないものねだり』。
こちらもフェスやライブでは欠かせない人気曲ですね。
しかし実はこの曲、シングルカットなどもされていない普通のアルバム収録曲なのです。
そんな曲がなぜここまで人気になったかというと、やはりこれも語感の良さがポイントなのではないでしょうか。
思わず口ずさみたくなるフレーズを織り交ぜながら、歌詞で歌うのは倦怠期真っ最中の1組のカップルの話。
付き合い始めた頃のお互いへの気持ちはどこへやら、すれ違っていく2人の心。
こんな状況を経験したことのある方もきっと多いのではないでしょうか。
しかし歌詞ではそんな2人の様子に哀しさを感じさせず、むしろどこかシュールに描く谷口鮪。
破局寸前のカップルを哀しい物語として描いた音楽はたくさんあります。
しかし、こんなにキャッチ―に描いてしまうバンドはあまり他には例をみません。
間違いなくこれはKANA-BOON、ボーカル谷口鮪の才能といっても過言ではないでしょう。
KANA-BOONは心に響く歌詞と同じくらい、耳に残るポップな歌詞作りに長けているバンドです。
だからこそ、ここまで多くのファンを掴むライブバンドへと成長したのではないかと思います。