古典的な流行歌となり、現在でも「李香蘭」が支持されている理由とは何なのでしょうか。気になるその理由について解説します。

香港のミュージシャンが日本の音楽をカバー

香港では、80年代から日本のアニメドラマ・音楽などはすでに親しまれていました。

そして、日本の音楽を香港のミュージシャンがカバーがすることも多く、高い人気を誇ったと言います。

その背景として、中国では日本の文化が入ってくる事に制限がありましたが、その当時の香港はイギリスの植民地だったこともあり、文化的に比較的自由だった事があります。

さまざまな文化の供給源になっていたようです。日本のミュージシャンがアジアの方に親しまれているのには、このような理由があったのですね。

絶大な人気を誇る安全地帯

『玉置浩二/行かないで』を原曲とする○○が広東語の流行歌!?気になる真相を徹底解剖!!の画像

80年代に香港のミュージシャンがカバーしたのは、アイドルの曲が多かったそうです。その中で、ロックバンドである安全地帯の曲も絶大な人気を誇りました。

カバーした曲が流行する事で、自然と安全地帯人気が高まっていったことが予想できます。「ワインレッドの心」をはじめとする、美しいメロディーでロマンチックな曲調は香港の方の感性にとても合っていたのです。

もしも歌詞がわからなかったとしても、安全地帯の曲の胸に響く感覚は伝わるのでしょう。

意外な事に、玉置浩二の最大のヒット曲である「田園」は入っていません。疾走感のある曲よりも、歌い上げるようなバラードの方が人気が高いということでしょうか。

現在でも、安全地帯の香港での人気は根強く、2013年にもコンサートを開催しています。

その際に、香港の人気ミュージシャンであるハッケン・リーがスペシャルゲストとして参加しました。彼は、「憧れの2大歌手」の1人が玉置浩二であることを公言しています。

日本だけでなく、香港のミュージシャンから絶大な支持を受けているとは玉置浩二のすごさを改めて感じますね。

まとめ

今回は、広東語の流行歌「李香蘭」の原曲になった、玉置浩二の「行かないで」について紹介しました。

安全地帯が人気の理由を知ると、CHAGE and ASKAも同様に人気が高い事がうなづけますね。素晴らしい歌声や、美しいメロディーは言葉の壁をこえるのだと思います。

玉置浩二はもちろん、安全地帯も3度の活動休止から復活を果たして、精力的に活動を行っています。

この記事を読んで、彼らの音楽に興味を持った方はぜひ公式ウェブサイトもチェックしてみてください。

安全地帯&玉置浩二 オフィシャルファンクラブ 「Cherry」

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