1番も2番も出だしは叶わなかった恋に後悔するような辛い心が描写されています。しかし、歌詞を見る限りこの曲に登場する人は絶望しきっているわけではありません。
「出会わなければ切なくて胸を締め付けることもなかった」というのは後悔として描写されています。
しかし、「出会えなければ強さも優しさも知らずにいた」という部分では、「あなたに出会えてよかった」ことも感じているのです。
Aimer自身も「『出会わなければ』と『出会えなければ』、1文字の違いでも意味は大きく異なる」ということを語っています。
MVも印象的で話題に!
女子高生同士の「同性愛」
MVでは、放課後に愛をたしかめ合う女子高生同士の「同性愛」の様子が描かれています。「恋」や「愛」はどうしても「男女」の関係として捉える人が多いと思いますが、同性愛者がいるのもまた事実です。
そして「同性愛」というのは通常の「男女の恋愛」とは違っていて、周りから好奇の目で見られることもあります。
そのため、恋をしている本人たちにとっては「知られてはならないもの」つまり「禁断の愛」とも言えるのです。
「月の裏側って、知ってる?」の意味
MVの最後に、「月の裏側って、知ってる?」という小さなテロップが出てきます。なんだか意味ありげな言葉ですが、これはどういうことなのでしょうか。
私たちが住んでいる地球から見える月は、常に同じ面のみです。しかし、月には確かに「裏側」が存在するのです。つまり「月の裏側」とは「決して見ることのできないもの」と考えることができます。
つまり、決して知られてはならない「同性愛」を「月の裏側」として表現しているのでしょう。
まとめ
いかがですか?Aimerの「あなたに出会わなければ〜夏雪冬花〜」はとても繊細で切なく、それでいて暖かい気持ちにもなれる名バラード曲です。
目を閉じて聴きながら、楽曲の世界観に浸ってみてはいかがでしょうか。
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