伝えたい愛

衝動だけの言葉も構わない。抱きしめる強さで全て伝えたい。

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高まる愛情は、「衝動だけの言葉でも構わない」と続けます。抱きしめる強さで全てが伝えられたなら……そんなあふれる想いが歌になっているのでしょう。

下弦の月はそれを見ているのです。黙ったまま、けれどこぼれ落ちるほどの輝きで彼女を照らしながら。

思わせ振りな声色と仕草 隙だらけさ君の笑顔
何も知らないフリして 帰りそびれた月が見つめてるのさ

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思わせぶりだけれど、隙だらけの彼女のちぐはぐさも愛おしい。彼の気持ちを知っているくせに、何も知らないフリをしているのは、もっと気を惹きたいからでしょうか?

確実に愛される自信のない女性の気持ちも重ねられているようで、胸が苦しくなってしまいます。

柔らかく落ちる影 触れたまま
洒落た映画みたいな台詞なら 甘すぎるくらいがいい…

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それでもやがて触れ合う二人。けれど、こんな時には何と言えばいいのでしょうか。せっかくの月夜、洒落た映画のようなシチュエーション。それならいっそ、セリフだってもう「甘すぎるくらいがいい」と思えてしまう気がします。

カッコつけだと思われたってかまわない。そんなふうな、深い愛を伝えたいう気持ちが痛いほどに伝わってくるのです。

もう離さないという想い

終わらない二人を願って

女性なら一度は言われてみたいと思うような、「もう二度と離さないよ」なんていうクサいセリフですが、彼らの歌の歌詞になるとこんなにも胸にしみてきます。

大胆不敵 君が見せる運命が 僕を狂わすなら それもいいんじゃない
重ねるのは胸 溶け合うのは夢 ありのままでおいで ここにおいで
僕だけに君が見せた表情が 物語の"これから"を描き出した
抱き寄せた未来 朝が来ても 醒めないように

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彼女が彼を狂わせるのなら、それもいいんじゃないなんて、本人に言われてみたいものですね。

だから「ありのままでおいで」と言ってくれる。「ここにおいで」と腕を広げて受け入れてくれる。

女性諸君、そこに飛び込まずしてどうしましょう。ここでこそ、大胆不敵になるべきではないでしょうか。不安は放り出していくのです。彼ならきっと彼女を離さないはずですから。

そして彼にだけ見せた彼女の表情が、「これから」の二人の物語を描き出します。その未来が、朝が来ても決して醒めないように願う気持ちは、恋人同士の夜明けを見るようです。

何度、朝と夜を繰り返しても、二人に終わりが来ないことを祈らずにはいられません。

愛の込もった歌詞が支持されている

どんな時に聴いてもいい曲

「モノクロ」というのは「白黒」という意味です。彼にとって、まるでモノクロの世界のように味気なかった世界が、彼女を愛したことで色づき始め、やがて抱き寄せて掴んだ未来を輝かせていくのかも知れません。

また、白と黒でできた夜の世界が朝を迎えるように、一緒に未来を歩んでいこうというメッセージとも受け取れる気もするのです。

いずれにせよ、聴く人の気持ちやその時の雰囲気や感情で、歌詞の受け止め方は変わってくるのでしょう。それでもただ一つ変わらないのは、この歌詞には非常に深い愛情が込められているということなのです。

好きな人ができた時に聴くも良し、恋愛で悩んだ時に聴くも良し、失恋した時に聴いてさえも、心は穏やかさを取り戻せるのではないでしょうか。

まとめ