NEWSのライブにかける意気込み
NEWSの強み
2003年9人で結成されたNEWS。それが1人減り2人減り…2011年から4人となりました。
普通メンバーが半分以下になってしまったならば、とくにアイドルグループは存続できないと思うのは当然でしょう。
それでもなぜ、いまだ最前線で残っていられるのか。その理由の1つが歌唱力。それからもう1つの力が個々のキャラクターが立っていることです。
彼らのコンサートの魅力はその2つで創造されています。
1人1人のキャラが立っている
小山慶一郎
現在のNEWSのリーダー。ニュースキャスターとしても活躍しています。
手越祐也
バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ」で不動のレギュラー。サッカーにも造詣が深い。
加藤シゲアキ
小説家としても活動。自身の作品を原作とするドラマにも出演し、俳優としても活躍している。
増田貴久
その歌唱力の高さから手越とともにボーカルユニット「テゴマス」を結成している。コンサートリーダーでもある。
という具合にそれぞれのキャラが完全に立っています。
コンサートでは主張したい
リーダー小山がNEWSで遊んでくれるスタッフにまかせて、なんにでも染まれるのが自分たちの特長であるといっているように、シングルなどではスタッフに与えられたNEWSの課題を120%発揮しようとしているようです。
でも「考える」ことができるアイドルである彼らに、それだけではもったいない。
こうした4人のメンバーそれぞれのオリジナル性、独創性を活かす場が、コンサート、ライブです。
とくに、ライブ構成をひっぱるのが、マッスーこと増田貴久です。
彼は、CDやMVでは主張はできないけれど、コンサートでは主張したいといったことを語っています。
【NEVERLANDTOUR】
アルバム「NEVERLAND」
2015年1月リリースのシングル「KAGUYA」、2015年2月のアルバム「BYAKUYA」、2015年6月のシングル「チュムチュム」、2015年11月のDVDシングル「四銃士」と、他のジャニーズのグループとは一線を画す「ファンタジー路線」を突っ走ってきたNEWS。
大人が楽しめるファンタジー
タイトルからして「NEVERLAND」(ネバーランド)と、おとぎ話=ファンタジーをストレートに出しています。
ネバーランドとは、そもそもジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パン』に出てくる理想郷のことです。
たくさんのグループがいる中で、NEWSが印象に残る存在になるために時間をかけて考えをあたため、育て、生まれてきたのが「NEVERLAND」に表されている「大人向けのファンタジー路線」といえましょう。
「かわいい等身大」からの脱皮
NEWSのメンバーももうそろそろ30代。これまでの「かわいい等身大」から抜け出さなくてはなりません。ジャニーズには後身がたくさんいますからね。
このアルバムでは、ファンタジーを表現していながら、4人の大人っぽさ、男の色気が随所に出されています。
アルバムでは、「ようこそネバーランド」へという有名なナレーター&声優(矢島正明)をナレーションに起用してまで、物語世界を構築しています。
曲の構成も映画でいう起承転結、これ以上ないというほど練られた並びになっています。