多くのコンプで共通するのは、スレッショルド、レシオ、アタック、リリース、ゲイン(アウトプット)の5つです。それぞれ見ていきましょう。


スレッショルドとは、コンプがかかる音の大きさ(db)を設定するもので、例えば、図のように-20dbに設定すると、-20db以上になった時にコンプがかかり、-30dbなどそれよりも小さい音の時にはコンプがかからないのです。


次にレシオですが、レシオは、どれくらい音を圧縮するかという比率を決めるものです。例えば、7:1なら7分の1まで音を圧縮するということです。


そして、アタックとリリースです。アタックは音がスレッショルドの値になってからどれくらいの時間あとにコンプをかけるか、つまり、圧縮を始めるかの時間を決めるものです。


リリースはコンプがかかった状態で、スレッショルドの値以下になった時、どれくらいあとにコンプ(圧縮)をやめるかを決めるものです。


アタック感を出したい時、例えば、キックなどにコンプを入れる時は、コンプのアタックの時間を遅めに設定すると、コンプがかかるまで時間がかかり、頭の部分はコンプのかからない状態となります。


すると、アタック感が増すのです。


最後に、圧縮した分、音が小さくなるので、ゲイン(アウトプット)で音量を上げましょう。

コンプのかけ方はこう!

コンプは前述したようにアタック感を出すこともできるエフェクトなので、アタック感を出したい時は、アタックを遅めで設定します。


また、自然な感じで余韻を残したい時はリリースを遅くします。


スレッショルドは、曲を再生しながら値を動かしてみましょう。


大きく動かすと、音が大きく変わるのがわかります。


あまり強くかけすぎると音の強弱がなくなってしまうので、聞きながら不自然にならない場所で値を決めます。


レシオは、上げすぎると自然な音でなくなるので、あまり上げすぎないようにします。


レシオとスレッショルドで音色が変わるので、曲を聞きながら調整すると良いです。


コンプで圧縮した分、音量が均一化されているので、全体のゲインをメーターが振り切らない程度に上げていくようにしてください。

EQ・コンプレッサーのコツはつかめたでしょうか?

EQとコンプは何度も使っていくうちに、元の音がこういう音ならこうした方が良いなということがわかってきます。


また、EQ→コンプの順にかける場合と、コンプ→EQとする場合でも音色は変わります。


トラックによって変えるのもいいですし、色々試してみると良いと思います。


どちらも曲を聞きながら、各つまみやフェーダーを調整していって、自分が求める音を探して、積極的に音作りをしていってみましょう。

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DTMにて導入必須とまで言われるプラグイン

【歌ってみた・DTMのミックス編】EQ・コンプレッサーの使い方のコツを徹底解説!の画像

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