同じ目線で悩みながら作られた「僕から君へ」
進研ゼミのCMソングは制作に苦労をした??
この曲は、進研ゼミのCMソングとして「攻める宣誓プロジェクト」の中で、作られました。
ガリレオ ガリレイで作詞作曲を主に担当するのはVo.尾崎雄貴さん。
10代限定のバンドの登竜門で優勝して以来、少しずつ成長してきた彼ら。
尾崎雄貴さんは、このバンドらしい名曲をいくつも作ってきました!
その中でも今回の制作は苦労したというエピソードがあります。
SCHOOL OF LOCK!で語られた理由は、たくさんの宣誓メッセージを読み、迷ったということ。
簡単に「頑張れ」とは言えない、と感じたそうです。
リアルな想いに触れて、悩み、生み出された歌詞は、心に響くものになっています。
同じ目線に立って歌うメッセージソング
同年の「僕から君へ」も、進研ゼミ高校講座のCM曲として全国で聴かれます。
同世代の受験生へのメッセージソングは、彼らの名をさらに広めることに。
本格的に音楽業界に入ってまだ2年目。
スターダムを駆け上がる中で、彼ら自身も不安と戦っていた頃ではないでしょうか。
同じように試される立場だからこそ、受験生を励ますことができたといえますね。
等身大の彼らが悩みを分かち合いながら苦労して作った歌詞に嘘はないでしょう。
飾らない姿で歌うミュージックビデオ
ノスタルジックなロケーションに注目
ミュージックビデオでは、飾らない彼らの姿が見られます。
自然光に照らされた廃墟のようなガレージで演奏をするシーンも印象的です。
全体的にノスタルジックな雰囲気です。
おもちゃのピアノや、ピアニカなど、懐かしいアイテムが登場。
メロディアスなギターのやわらかな音にアクセントがプラスされています。
また、映像には自然の風景が織り交ぜられています。
北海道は稚内育ち、ガリレオ ガリレイの原点が見られるようです。
登場する一人一人が「君」
そして、ミュージックビデオには数人の高校生も登場します。
バレエの練習をする女の子、スケボーで転んでしまう男の子…。
悩みを抱えた10代の少年少女が次々に、こちらに訴えかける表情をします。
そこに飾り立てることなく自然体で演奏するガリレオ ガリレイのメンバー。
他の登場人物と変わらない存在に感じられ、安心してしまいます。
悩み多き高校生と、一緒に悩んで歩いてくれている友達のようです。
等身大の存在だから、素直に歌詞が心に入ってくるのかもしれません。
次は、歌詞の世界をじっくり見てみましょう。