国民的バンドが恋と愛を歌う!
誰の心にも真っ直ぐに届く楽曲を生み出し続けるDREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)。
結成以降の30年間でシングル総数は53枚、オリジナルアルバムは18枚をリスナーに届けています。
カップリング曲「The signs of LOVE」
今回ご紹介する「The signs of LOVE」は、1995年リリースのシングル「サンキュ.」のカップリング曲です。
正式な曲名は「The signs of LOVE 〜ETERNITY "DELICIOUS" VERSION〜」です。
またシングルのカップリングであると同時に、翌月にリリースされたアルバム「DELICIOUS」にも収録されています。
こちらでの曲名は「The signs of LOVE 〜ETERNITY "DELICIOUS" VERSION+〜」。
名称としての違いは「+」の有無ですね。楽曲としてはアウトロの長さが異なります。
アルバムバージョン「+」のアウトロは、シングルバージョンよりも長く制作されているそうです。
「The signs of LOVE」をピックアップ!
叶ったばかりの恋の喜びを歌った「The signs of LOVE」。
愛のサインとはどんなものなのでしょうか。
初々しい二人の姿を追いながら「The signs of LOVE」の歌詞を紐解きます。
想いも恥じらいも隠せないほどの幸せ
友だちが突然恋人になったら?
近すぎる距離感に動揺し続ける彼女に注目です。
手を繋ぐだけで大混乱
いきなり ふたりきりになって照れたよね
それまでのようには 話しもできないくらい
出典: The signs of LOVE/作詞:吉田美和 作曲:中村正人
今までは二人だけで顔を合わせることはほとんどなかったようです。
お互いが友だちグループの中の一人という位置づけだったのかもしれませんね。
彼への想いは隠しながら、友だちとして肩肘張らずに関わってきたのでしょう。
でも二人きりになってしまうといつもどおりにお喋りもできず、とにかく恥ずかしいようです。
二人が「知り合い」「よく見かける人」程度の関係だったのなら、ここまで照れくさくなかったのでしょう。
しかし二人はお互いの普段の顔を知っていますし、普段のテンションもよく分かっています。
いつもなら友だちを巻き込んで楽しく会話していたのでしょうね。
だからこそ、目の前に彼しかいない現実が照れくさくて仕方ありません。
つないだ手から“好き”が出てる気がして
すごく恥ずかしくて 強く握れなかった
出典: The signs of LOVE/作詞:吉田美和 作曲:中村正人
彼から手を差し出してくれたのでしょうか。彼女はそれに応えて手を繋ぎました。
異性の友だちと手をつなぐことなんてなかったはずですから、恋人同士になったのだと強く感じたことでしょう。
手を差し出されたことが嬉しく、恋人同士の実感も嬉しくて「この人が好きだ!」と改めて感じる瞬間。
言葉ではきっと「好き」と伝えたはずですが、体の中で次から次へと生まれる「好き」は行き場をなくしてしまったようです。
そして溢れ出した「好き」は、繋いだ手からも放出されているような気がした彼女。
手を握るという事実よりも「好き」という感情が止まらない自分が恥ずかしいのですね。
強く手を握れば「好き」の洪水に気づかれてしまうと思い、中途半端に握ってしまいます。
あなたが教えてくれたものとは
片想いが突然 恋に変わったあの日
あなたが教えてくれたもの
出典: The signs of LOVE/作詞:吉田美和 作曲:中村正人