崎山つばさ【ダンシング☆サムライ】MV考察！踊る時は刀を仕舞う？DA PUMPの振付がダサかっこいい

続いての注目ポイントはやはり彼らのダンス！

先述した通り、この楽曲のダンスはDA PUMPのお2人によってプロデュースされたもの。

このダンスを考案する際、崎山つばさから2人にお願いがあったそうです。

そのお願いとは、自分が得意とする殺陣の要素を入れたダンスにしてほしい！というものだったそう。

元々刀剣乱舞の役者としてのキャリアが長い崎山つばさ。

彼の積み重ねてきたキャリアが生きた形のダンスとなったようですね。

結果、殺陣の動きとDA PUMPプロデュースのダンスが組み合わさった『カブキダンス』が誕生したのでした。

しかしこのダンス、よく見て頂くといろいろとツッコミどころが満載。

DA PUMPのKENZO曰く1番のポイントは『刀をしまって踊るところ』なんだそう。

殺陣をモチーフにしたダンスのはずが…。

『いや刀使わんのかい！』という皆さんのツッコミが聞こえてくるようです。

さらに1番盛り上がるサビの部分でのモーションは…90年代を彷彿とさせるパラパラのようですね。

動きや言葉の響きに懐かしくなってしまった方もきっと多いことでしょう。

DA PUMPの2人はMV発表に際し『ぜひ踊ってみて下さい！』とコメントしていました。

しかし、このダンスを格好よく踊るにはなかなかレベルが高そうです。

崎山つばさのキレのある動きだからこそ、『ダサかっこいい』ダンスに収まっているのではないでしょうか。

ぜひダンスの腕に自信がある！という方には挑戦して頂きたい振付となっています。

そして最後のポイントとして、せっかくですのでこの曲の原曲についても少しチェックしてみましょう。

元々この【ダンシング☆サムライ】は、VOCALOIDがくっぽいどのオリジナル曲として作られたもの。

がくっぽいどとは、あのミュージシャンGACKTの音声データを用いられたVOCALOIDのことです。

2008年のニコニコ動画投稿後にたちまち話題となったこの曲。

がくっぽいどを用いた楽曲としては初めて爆発的にヒットした楽曲ともなりました。

ボカロ全盛期を作り上げた1曲でもあり、今やがくっぽいどの代表曲の1つと言っても過言ではないでしょう。

その為、2000年代後半にニコニコ動画にハマっていたという方にはお馴染みの曲なのではないでしょうか。

崎山つばさがカバーするにあたり、当時リアルタイムでこの曲を聞いていた世代もきっと多かったはず。

MV発表に際し『懐かしい！』という声があちこちで非常に多く見受けられたようですね。

そんな原曲の動画も最後に併せてご紹介しておきましょう。

原曲と崎山つばさの楽曲を比べて聞くと、今回の曲が非常に忠実に原曲をカバーしていることが分かります。

元々ノリノリのビートだった原曲も、よりお洒落で格好良い現代風のユーロビート調に進化したものに。

歌詞の細かい合いの手も全て忠実に真似しており、彼の仕事の完璧っぷりがうかがえる仕上がりですね。

元々この曲の歌詞は、当時発売されたばかりのがくっぽいどの印象を肉付けするような内容が描かれていました。

それらの内容から、今回カバーした際のMVの彼の衣装も紫色を基調とした和装になったのでしょう。

図らずも、刀剣乱舞で石切丸を演じていた彼自身の印象にもぴったりの楽曲となったわけです。

崎山つばさファンと、元々楽曲が好きだったVOCALOIDファン。

どちらを好きな人でも楽しめて、両方好きだという方にとっては二度おいしい。

結果としてそんな楽曲となったのでありました。

いかがでしたでしょうか？

本日は崎山つばさの【ダンシング☆サムライ】のMVのご紹介をさせて頂きました。

この曲をきっかけに、崎山つばさとVOCALOID。

どちらにも興味が湧いてきた！という方がいらっしゃれば幸いです。

またこの作品を出した後、崎山つばさは再びVOCALOIDの楽曲をシングルでカバーし話題となりました。

その曲とは、人気VOCALOIDプロデューサーのナユタン星人による【太陽系デスコ】。

こちらもDA PUMPの2人によるプロデュースとなっています。

興味のある方は、そちらもぜひ調べて聞いてみて下さいね！

最後に、本記事の内容と関連するOTOKAKEの記事も併せて少しだけご紹介したいと思います。

まずは本記事で紹介した【ダンシング☆サムライ】が収録されているアルバム『UTOPIA』。

そのアルバムの表題曲となった【UTOPIA】のMVを解説した記事がこちらです。

【ダンシング☆サムライ】とはまた違った彼の魅力が楽しめる映像となっていますよ。

さらに、この【ダンシング☆サムライ】をプロデュースしたDA PUMP。

彼らの曲といえば今や外せないのが【U.S.A.】ですね。

この曲の大ブレイクにより、見事紅白歌合戦への出演も果たした彼ら。

そもそもこの曲のブレイクのきっかけは、ダサかっこいい曲調とMVでの『いいねダンス』でした。

そんな彼らのMVを、こちらの記事からぜひもう一度お楽しみ頂ければと思います。