HoneyWorksの作るかわいさ満点の曲「ロクベル」

歌い手に書き下ろされた曲

ロクベル(HoneyWorks feat.IA)は〇〇のお話!?涙腺崩壊の歌詞の意味を解説!の画像

「ロクベル」はHoneyWorksボカロを用いて作った楽曲です。

使われているボカロは、優しく透明感のある声で有名なIAを使用。ハニワがIAを初めて使用した曲です。

ニコニコ動画に投稿されたのは2012年12月25日、綺麗なベルの音を使用した、クリスマスらしい曲となっています。

この曲はふぁねるという歌い手のファーストアルバム用に書き下ろされた曲です。

ハニワのメジャーデビューボカロベストアルバム「ずっと前から好きでした。」に、オリジナル版を収録しています。

また、ハニワ公式の歌ってみたアルバム「ハニワ歌ってみた3」には、歌い手のそらるが歌唱しているver.が収録されています。

MVのイラストが水彩画風でかわいい!

有名イラストレーターを起用

「ロクベル」のMVは、ハニワのメンバーでありハニワ曲のイメージであるヤマコではなく、イラストレーター茶々ごまのイラストを使用しています。

明るい曲調と優しいIAの歌声、それにぴったりな水彩画風のイラスト優しい印象が魅力のMVですね。

イラストがよりこの曲の世界観を深いものにしているのではないでしょうか。

1枚のイラストを何枚も使用し、紙芝居のように切り替わる方式です。この点は普段のハニワ曲と同じですね。

普段のハニワ曲とは少し違った雰囲気を、MVからも感じることができると思いますが、それはストーリーに秘密があります

MVでは序盤に主人公の姿がなく、後半の核心にせまるところで初めて姿を表します

恋愛系のストーリーではなく、涙腺崩壊するほどの切ないストーリーが「ロクベル」には隠されているのです。

野良猫?捨て猫?「ロクベル」のストーリーとは

涙腺崩壊のストーリー

曲のキャッチコピーは『自分を人間だと思っていた猫のお話』です。

その通り「ロクベル」は猫が主人公のストーリーなのですが、MVの序盤で姿を表さないのは、自分を人間だと思っていて行動しているからなのです。

飼い主のこともパパ・ママと呼び、日中は学校へ行ったり、街を練り歩いたりと自由きままに行動する、好奇心旺盛な猫です。

そんな好奇心旺盛な猫のストーリーが、なぜ涙腺崩壊するようなストーリーなのか、じっくり歌詞を見ていきましょう。

人間だと思いながら生活している猫

この町も気付けば呼吸をしてる
パパママの喧嘩 ハァ
エブリデイ恒例行事
並んで歩けない登校は少し苦手
石を投げられたって
斜め後ろをトコトコトコ

出典: https://twitter.com/hniwa_828/status/813656387922165761

授業は退屈さ 抜け出して 午後0時
掠め去った風に 不安な瞬き

出典: https://twitter.com/IA_aria01/status/934805354008928257

目を覚ますと、町はすでに機能している状態、朝の通勤や登校時間くらいでしょうか。

飼い主は朝から喧嘩をしているようですが、恒例行事ということは毎日のように喧嘩をしている夫婦なのでしょうね。

猫は自分を人間だと思っているので、同じ学校へ向かう生徒と並んで歩きたいという欲があります。

石を投げられて邪険に扱われている様子も書かれていますが、あまり気にしていないようです。

学校へ向かったあとはお昼時間に再び町へ繰り出します。

人間の受けている授業の内容は、もしかするとあまり理解出来なかったのかもしれませんね。

もしも僕がいない世界
ぐるぐる変わらん異世界
火照ったへばりついた殻だ
剥がして知らない街へ

目が追う景色も香りも聴こえる音も苦味も
同じはずなのに同じじゃないなら教えてよ

出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13181112233

人間と同じ景色・香り・味をわかっているはずなのに、どうしてか同じように見えていないような気がしているのでしょうか。

自分は人間のはずなのに、同じ感覚を持っているはずなのになぜか上手くいかない。

その理由を求めて知らない町へ行ったり、好奇心のおもむくままに知らない世界を見つけに行動しているのかもしれませんね。

自分がいなくなっても世界が回ることを知っている、頭の良い猫です。

愛を教えてくれた少女