君の涙のふるさと、それは自分でも知らない内に蓋をした、自分の心の気持ちなのでしょう。
悲しい気持ちの根本にある、原因と理由。
それを知らない限り、なぜ自分が悲しんでいるのか、わからないままなのです。
涙のふるさとにたどり着いたとき
到着だよ ほら 覚えてるかな いつか付いた傷があるだろう
君の涙が生まれ育った ふるさとがあるだろう
新しい雫がこぼれたよ 治らない傷を濡らしたよ
全てはこのため この時のため とても長い旅を超之て
出典: 涙のふるさと/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
「会いに来たよ 会いに来たよ 消えちゃう前に来たんだよ
消せない心の内側から 遠ざかる世界まで ちゃんと見て欲しくて」
「会いに来たよ 会いに来たよ 君に会いに来たんだよ
君の涙のふるさとから 乾ききった世界まで
僕を知って欲しくて 君を知って欲しくて 来たんだよ」
出典: 涙のふるさと/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
到着するとそこにあったのは、懐かしい傷。
自分でも忘れてしまうくらいの傷でも、治ることのない、ずっとそこにあった傷。
この傷こそが、涙となり君を悲しませていた涙のふるさとです。
やっとたどり着いた、君を苦しめる涙の理由を見つけた今、僕のやりたかったことはここで終わる。
君に会いに来たのは、君が自分を苦しめている原因を見つけられないままでいたから。
全てはこのため、全ては悲しんでいる君のために、ふるさとからやってきたお節介な雫。
悲しい気持ちに再び蓋をして、なかったことにする前に、何事もなかったかのように傷を隠してしまう前に、悲しい理由を知ってほしい。
笑わないでね 僕もずっと待ってるよ
忘れないでね 帰る場所がある事を
出典: 涙のふるさと/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
悲しい気持ちにも、ちゃんと帰る場所がある。
辛い気持ちはふさいでしまうのではなく、ちゃんと帰る場所があるから、悲しんだって大丈夫。
君が悲しいと思うときは、僕を呼び出したって良いんだ。悲しいときには必ず僕が側にいてあげる。
そして雫となってこぼれ落ちたあとは、きちんと涙のふるさとに帰って、君がまた悲しくないかどうか、ふるさとから見ていてあげよう。
涙のふるさとは、誰の心の中にもある悲しい気持ち。
辛いときこそちゃん泣いた方が良いとはよく言いますが、「涙のふるさと」は泣いたって大丈夫なんだ、泣くことで気持ちが整理できるでしょう?と語りかけてくれているように思います。
辛いときこそ、聴きたい曲です。
「涙のふるさと」のコードはこちら
「涙のふるさと」のコードは基本Aメロ・Bメロ・サビの3箇所で分けられます。
同じコードの繰り返しになるので、まずは1番を覚えるようにしてみてくださいね。
F Gm Am B♭ C F
探さなきゃね 君の涙のふるさと
B♭ C Am Dm E♭ Csus4 C
頬を伝って落ちた雫が どこから来たのかを
Dm ConE F B♭ C F
出掛けるんだね それじゃここで見送るよ
B♭ C Am Dm Gm C F
ついていけたら嬉しいんだけど 一人で行かなきゃね
C F C FonA
リュックの中には空にしたかな あれこれ詰めたら 重いだろう
B♭ FonA A♭ E♭onG C Csus4 A
そのぬれた頬に 響いた言葉 それだけでいい 聞こえただろう
出典: 涙のふるさと/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
B♭ FonA Gm C Dm
「会いに来たよ 会いに来たよ 君に会いに来たんだよ
B♭ FonA Gm A Dm Bdim Gm Am B♭m Cm F
君の心の内側から 外側の世界まで僕を知って欲しくて 来たんだよ」
出典: 涙のふるさと/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
涙の理由を探しに行く歌詞に注目
「涙のふるさと」の歌詞は、悲しい気持ちに気づけない君のために、涙のふるさとからやってきた僕がお節介を焼いて理由を教えてあげる、という内容です。
知らず知らずの内に、心に溜め込んでしまうことがたくさんあると思います。
辛いとき、悲しいときにこそ、じっくりと聴きたい曲ですね。
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