「Happy Birthday to you you」は、いつもお世話になっている大切な人に送る歌。

また一つ歳を重ねた大切な相手に対して、望むことがあるようです。

それはこの誕生日の先にある未来のこと。

皆さんは今こうして自分を支えてくれる人と、これからどんな関係で過ごしていきたいでしょうか?

誕生日は未来を想像する日

いつも近くにいて 特別な夢 聞かせてほしい
これからもよろしく プレゼントもあるよ オメデトウ!

出典: Happy Birthday to you you/作詞:YUI 作曲:YUI

子供の頃の誕生日は楽しみだったという人も多いでしょう。

「大人に一歩近づいた日」ですから、一歩前進したような心地だったのではないでしょうか。

大人になれば意識も変わるかもしれません。

しかしその場合も「もう〇歳か…そろそろ〇歳になるな」など、それなりに未来のことを考えていないでしょうか。

そう、誕生日とは「未来について考える日」なのです。

この先、大事な人が叶えたいと思っている夢は何かあるでしょうか。

それを是非教えてほしいといっています。

できることなら、応援したり一緒に叶えたりしたいでしょう。

もしかしたら、相手は恥ずかしがってしまうかもしれませんけれど。

それなら今は、あまり深く聞かずに終わっても良いでしょうね。

折角のお祝いなのですから、楽しまないと損です。

それより、誕生日で贈るのはケーキやバースディソングだけではありません。

誕生日プレゼントも!

先のことに思いを馳せつつ、ひとまず今はオメデトウと祝いの言葉をかけましょう。

これからも一緒だから

これからもずっと 辛い日だって一緒
そうやって歳をとってゆきたいの

出典: Happy Birthday to you you/作詞:YUI 作曲:YUI

間奏後の歌詞です。

いつも一緒にいるその人とは、これからだって一緒にいたいと思うのは当然のこと。

今みたいに楽しい時はもちろん、辛い時だって。

未来は良いことばかりとは限りません。

悪いことも大変なことも必ずある筈です。

しかしそんな良いことも悪いことも、大切な人と一緒なら乗り越えられるでしょう。

そして相手も、同じように思っていてくれれば最高ですね。

この先もずっと一緒にいて、また一年後にこうして誕生日が来て。

それを何度も繰り返すのです。

ささやかですが、実はとても幸せなことではないでしょうか。

人は簡単に離れていってしまいます。

いつまでも一緒にいることの方が、ずっと難しいのです。

当たり前に見えて、とても難しくて大変なこと。

それを来年も再来年も十年後もずっと、何度も繰り返されることを望んでいます。

タイトルに「you」が二つ付いているのは何故?

英語では通常、「誕生日おめでとう」は「Happy Birthday to you」と言います。

しかしこの曲の場合は、「you」が二つ続いているのです。

タイトルだけでなく、歌詞でも「you」を二回言っていますね。

何故なのでしょう?

どうしてこんなタイトルになっているのか、YUIさんは公式な見解を出していません。

つまりファンやリスナーの想像にお任せ、ということなのでしょうか。

少し考えてみましょう。

大切な人に向けた曲だから、その相手を表す「you」を強調するために二つ続けているのかもしれません。

それとも、他のバースディソングとの差別化という可能性もあります。

単純に「Happy Birthday to you」や「Happy Birthday」だけでは、他の曲ともかぶってしまうでしょう。

また、YUIさんは他の曲の歌詞でも「you」を二つ繋げていたことがありました。

ひょっとしたら、「you you」は彼女の個性なのかもしれませんね。

後からバースディソングになった!?

実は、「Happy Birthday to you you」は最初から誕生日ソングとして作られたわけではありません。

曲の作り方は色々ありますが、YUIさんの場合は歌詞より先にメロディを作るスタイルでした。

この時点で、歌詞はまだうまくまとまっていないのです。

YUIさんの中でなんとなくイメージがある程度だったのでしょう。

ファンはこの状態の歌詞を、「YUI語」と読んでいたとか。

その後の流れで、だんたんと誕生日を祝う曲へと変わっていったのだそうです。

考えていく内に、思わぬ曲へと進化を遂げたのでしょうね。

ライブで披露された「ハッピーダンス」

YUI考案の振り付け

「Happy Birthday to you you」には、「ハッピーダンスという振付けがあります。

ライブで披露されたもので、名前も振り付けもYUIさんが考案されたもの。

上にあるライブ動画では、間奏後のラスサビのタイミングでYUIさんが観客にレクチャーされています。

ダンスといっても上半身だけを使う振付けで、会場でも踊りやすいように工夫されているのが分かりますね。

一体感が生まれるので、これは盛り上がること間違いなしでしょう!

歌詞の「誕生日」と直接関係なさそうですが、皆でライブを楽しみたいというYUIさんの思いが伝わってきます。