ソロ3枚目のシングル

3種類をリリース

『One in a million』は、山下智久さん(=山P)の3枚目のソロシングル

発売されたのは2010年7月。クールなダンスナンバーになっています。

このシングルは、通常盤をはじめ3種類が世の中にリリースされました。

一つは、ソロコンサートを収録したDVD付き。ほかの二つのCDには、それぞれ違う曲が入っていました。

どの曲も聴きたい!となる訳で、ファン心を激しくくすぐります。

ちなみに『口づけでアディオス』は、どのバージョンにも入っていました。

これは『青春アミーゴ』や『抱いてセニョリータ』を作った音楽プロデューサーzopp氏が手掛けた作品。

両作品に通じる”スペイン語”を含むタイトルで、これも聴きたい!という好奇心をかきたてます。

定番のダンスナンバー

セクシーでクール

曲調はクールなテンションでスタート。ポップですが、涼し気な印象さえ感じます。

テクノなイメージもあり、ダンスミュージックのような感じも。

このまま続くのかな、と思ったところでサビで一気に盛り上がり、ファンのテンションも上昇!

ノリが良く、自然と体が動くミュージックです。

一方で、山Pの声は哀愁を帯びていて、高音では切なさが伝わってきます。

セクシーかつポップでクール。定番のダンスナンバーというのも、納得の一曲です。

山Pだからこそ歌い、踊りこなせる曲ではないでしょうか。やはり素敵の一言!

僕たちは終わりなの?

baby、どうしてなんだ

いつから君のキスはなおざり?
今もwhy don't you touch my mind すぐに
tell me why you don't see my eyes. baby are we over?
愛し合うために要るability これ以上はもうないほどaffinity
baby do you have another one? they might conspire.

出典: One in a million/作詞:H.U.B. 作曲:Alfred Tuohey,Vincent Stein,Mimoza Blinsson

『One in a million』は、日本語と英語が交互に繰り返されています。

さっそく歌詞をチェックしてみましょう。

ポップな曲調ですが、実は別れを予感させるような内容になっています。

”どうして僕の心に触れないの?”

”どうして僕の目を見ないの?僕たちは終わりなの?”と、畳み掛けています。

彼には分かっていたのです。恋人の様子がいつもと違ってきたから。

相性バッチリだと思っていたのに、今では終わりが感じられているのです。

そして”ほかの誰かがいるの?”と尋ねる彼。

嫉妬心も含めて彼はこう言います。”そいつらは、何か企んでいるから”と。

そう、これは完全な嫉妬です。”君に近づく奴らには、気を付けろ”というのは、お決まりのセリフ。

きっと彼女は魅力的で、ほかの男性たちとの付き合いもあるのかもしれません。

ただの友達かもしれませんが、彼には愛しい彼女のまわりにいる男たちが許せないのでしょう。

だから”気を付けろ”と忠告しながら、遠ざけてようとしているのです。

百万人の中の一人

運命の人

coz you're my one in a million
そのままでbelieve me
君がone in a million 出会えたときに
baby it's my destiny
I'm gonna try. 3,2,1" so count down
笑ってよ僕の前で one more time
one in a million, my one in a million

出典: One in a million/作詞:H.U.B. 作曲:Alfred Tuohey,Vincent Stein,Mimoza Blinsson

終わりを感じている彼ですが、それでもあきらめられません。

”なぜなら、君は僕のたった一人だから”。

millionは直訳すると百万なので、百万人の中の一人ということになります。

つまり、たった一人の比喩という訳ですね。

彼は、彼女と出会えたことが、運命だと信じています。もう一度笑ってほしいと、彼は言います。

百万人と数えることはできないでしょうが、人込みの中で彼女だけが浮き上がっている姿。

彼にはそんな彼女が見えているのではないでしょうか。

そんな彼女がもう前のようには、笑ってくれないのでしょう。

山Pの切ない歌声の意味に、うなづける内容なのです。

出会った確率は

出会えたことが奇跡