ベースは縁の下の力持ち

ベースコードを理解する前に、まずはベースの役割について理解しておきましょう。

コードは、簡単に言うと高さが異なる音の組み合わせのことで、別名を和音といいます。

ベースコードを理解する上で、押さえておきたいポイントがルート音についてです。

ルート音とは、コードの中の一番低い音のことで、音の土台となっている部分のことを指します。

極端なことを言うと、ギターが高い部分の音を鳴らし、ベースが低い部分の音を担当すれば、音楽として成立させることができます。

そのため、あえてベースでコードを鳴らさなくても、ルート音さえ鳴っていれば音楽が破綻してしまうことはありません。

ベースは、文字通り音楽のベース(土台)となる音を鳴らす楽器です。音楽の土台部分を担当するベーシストは、まさに縁の下の力持ち的存在といえます。

コードの基本的な読み方と弾き方

まずはコードの読み方について学びましょう。

コードはアルファベットと数字で構成されています。

例えば、Dm7の読み方は、ディー・マイナー・セブンスです。

Dはルート音(根音)、小文字のmはマイナー・コードであることを示す記号、7はコードを構成する音の一部です。

Dm7の場合ルート音となる音はDですから、ベースはこのDの音を奏でればいいわけです。

つまり、コード譜を見ればベースが鳴らす必要のある音を瞬時に理解することができます。

フィンガリングの種類

ベースでコードを弾く前に、まずは指の動かし方をおさらいしましょう。

ベースの弦は太く硬いため、見た目よりずっと指の力を使います。そのため、慣れないうちはうまく押さえることができなかったり、思ったような音を鳴らせないものです。

ベースを演奏する際の手の動きをフィンガリングと呼びます。これは、ベースに限らず楽器の演奏時の指の動きを示す意味の言葉です。

左手でベースの弦を押さえる方法は、主に2種類あります。

ロックスタイル

ネックを親指でしっかりと握るように持つ方法。

  • メリット・・弦を安定して押さえることが可能。指が長い人は、親指で4弦を押さえたりミュートさせることもできる。
  • デメリット・・動きが多いベースラインに対応しにくい。

クラシックスタイル

ネックに親指を立てて、そえるような感じで持つ方法。4本の指を目いっぱい広げて使います。

  • メリット・・複雑なベースラインやアドリブなどの動きに対応しやすい。 
  • デメリット・・初心者のうちは安定感に欠け、押さえづらい。

どちらか一方の指使いに固執し過ぎてしまうと演奏の幅が狭まってしまいます。

できるだけ多くのベースラインを無理なく演奏するには、クラシックスタイルおすすめです。まだ初心者であるうちに練習を重ねて癖付けてしまいましょう。

フレットの押さえ方の基本とコツ

ベースで安定した音を出すには、以下のようなコツがあります。

  • 指版に垂直に指を乗せて押さえる。
  • 指の腹をネックにつけるようなイメージで押さえる。
  • 指のポジションが変わっても大きく形を崩さない。

うまく音を出せないときは、これらの基本に立ち返ってみましょう。

Cメジャースケール(ドレミファソラシド)を演奏してみよう

  • ド(C)・・3弦、3フレット(中指)
  • レ(D)・・3弦、5フレット(小指)
  • ミ(E)・・2弦、2フレット(人差し指)
  • ファ(F)・・2弦、3フレット(中指)
  • ソ(G)・・2弦、5フレット(小指)
  • ラ(A)・・1弦、2フレット(人差し指)
  • シ(B)・・1弦、4フレット(薬指)
  • ド(C)・・1弦、5フレット (小指)

ちなみに、3弦、3フレットと1弦、5フレット は、オクターブの関係となります。

C(3弦、3フレット)の1オクターブ上はC(1弦、5フレット )というわけです。

Cメジャースケールは基本的な指の動きの練習にもなります。

弦楽器の特徴として、他の弦の組み合わせでも同じ音階を奏でることは可能です。

しかし、初心者には上記のドレミファソラシドが押さえやすいので、まずはこちらを完璧に弾けるようになりましょう。

もっとコードを鳴らしてみよう

ちょっとベースが上達すると単音を鳴らす練習だけでは物足りないと感じることがあります。

そんなときは右手のトレーニングを兼ねて、フィンガーピッキングでコードを鳴らして遊んでみましょう。