ORANGE RANGEに何があった?!まずはMVをチェック!

ORANGE RANGE」と言えば00年代に一世を風靡したミクスチャーロックバンドです。

超かっこいいロックチューンから胸に刺さるバラードまで、その音楽性の幅広さで若い世代に大人気でした。

しかし、そんな彼らが2015年にリリースした「SUSHI食べたい feat. ソイソース」。

こちらの楽曲があまりにも狂気的だということで再び話題になりました。

彼らにいったい何があったというのでしょうか。

MVを作った「AC部」とは?


それでは早速MVを見てみましょう。

いかがでしたか?あまりにサイケな動画で体調崩されてませんか?

この狂気的なMVを作ったのは「AC部」という3人組のクリエーターユニットです。まぁざっくりと「だいたいAC部のせい」だと思っておいて下さい。

AC部は1999年に結成されました。それ以降いくつもの映像作品を世に送り出し、世間を混乱の渦に陥れてきました。

しかしその実力は折り紙付きで、NHK関連の賞も受賞しています。本当にただヤバい映像を作っているだけなら国営放送が賞を贈るわけがありませんからね。

AC部が一躍有名になったのは「group_inou」というアーティストのMVを制作するようになってからではないでしょうか。ちなみに「ぐるーぷいのう」と読みます。

現在活動休止中のグループではありますが、彼らの代表作のMVをご紹介しておきます。

MVの内容を詳しく見ていきましょう。

非常に病的なビデオと音楽ですが、頑張って詳しく見ていきましょう。

まず最初のシーンは割と耐えられると思います。デッサンの狂った女性が寝返りをうって走るだけですからね。

キツくなってくるのは0:56あたりからだと思います。肩を上下させながら歌う寿司屋風の男が登場してからこのMVは本気を出してきます。

そしてピークは1:29から始まります。アクロバティックな動きで寿司を握る人間らしき3つの物体が出現します。

そしてここで曲の方もサビのようなパートへ突入します。

後半は完全に「見るドラッグ」です。

しかし中毒性があるのがすごいところ。

人間だれしも「怖いもの見たさ」という感情を持っていると思いますが、このMVはそれを見事に満たしてくれます。

まさに国営放送公認の電子ドラッグといったところでしょうか。

曲の完成度は??

ORANGE RANGEといえばその幅広い音楽性にこそ人気の理由がありました。器用な彼らだからこそ、さまざまな曲が作れたわけです。

それではこの曲の完成度はどうなっているんでしょうか。

曲の構成も狂気的?!

申し訳ありません。曲の構成に関して私が分かることは、「1:29あたりからサビのようなものが始まる」ということだけです…。

何がAメロで何がBメロなのかは聞けば聞くほどわからなくなってきます。

それもそのはず、この曲はそうした構成で作られるものというよりはテクノなどに近い楽曲だからです。

サウンドも相当クレイジー

この曲のすごいところは、気持ちの悪いサウンドの後には必ず気持ちのいいサウンドが用意されているという点です。

0:54までのパートで後ろでなっているシンセはだいぶ危なっかしい音程ですが、それを乗り越えれば4つ打ちのユーロ―ビートが待っています。

そしてサビではその2つが融合されます。

サビが終われば先ほどよりさらに耳に残るシンセの音が…ここまででリスナーの脳はかなりやられていると思います。

しかしそんな脳も2:11からのスラップベースで息を吹き返す事でしょう。

「ここから曲が展開していくのかもしれない…!!」

そうした淡い期待を抱いた人も少ないくないのではないでしょうか。

そんな期待は捨ててください。展開する前に終わります。

ソイソースって誰??

ORANGE RANGEがこんな曲を作るはずがない!

そう思ったかつてのファンも多いのではないでしょうか。そしてそんな人たちは

「フューチャリングで載っているソイソースって人のせいだろ!!」と思うかもしれませんね。

残念ながらこのソイソースという人物はギターのNAOTOさんのことです。

そもそもこの曲は彼がツアー中にお寿司が食べた過ぎてシャワーを浴びながら「寿司食べたい♪」とつぶやいたことで誕生した曲です。