「イエロー・サブマリン」はさらにサビをリフレインします。
歌詞は同じなために省略させていただきました。
「イエロー・サブマリン」はアルバム「リボルバー」と同時発売です。
B面は「エリナー・リグビー」でこちらの曲も「リボルバー」に収録されています。
つまりアルバム「リボルバー」を購入すればシングルを買う必要はないのです。
しかしそれでも全英・全米ともNo.1を獲得しました。
当時のビートルズ人気を裏付ける出来事でしょう。
エレキ・ギターは使用していません。
子どもたちに優しい歌ということをどこまでも徹底しているのです。
そしてコーラス隊の中にはジョージ・マーティンどころかブライアン・エプスタインもいます。
チーム・ビートルズとゲストによっての総力戦で創り上げたのが「イエロー・サブマリン」。
ブライアン・エプスタインの死後、メンバーがバラバラになってしまうビートルズ。
このレコーディングは参加したメンバー全員にとって楽しい想い出であったのかもしれません。
またブライアン・ジョーンズもこの後に鬼籍に入ってしまいます。
彼はコーラスだけでなくグラスを鳴らして効果音を出しました。
ローリング・ストーンズのアレンジをひとりで担当していたブライアン・ジョーンズ。
その才能の一端をこのレコーディングでも魅せてくれたのです。
「イエロー・サブマリン」の録音メンバーはすでに大半が天国の住人。
半世紀以上も前の録音ですので仕方がないことだとは思いますが銃殺・変死の者がいるのが怖いところ。
「イエロー・サブマリン」は当時でも意図が通じなかったらしく麻薬体験の歌かと勘違いされます。
作詞作曲のポール・マッカートニーはそうした説を一笑に付しました。
「あくまでも子どものための歌でそれ以上の意味はないよ」
ビートルズがすることすべてが深読みされていた時期でしたから都市伝説的なものがあったのでしょう。
しかし発表から半世紀を経てそうした雑念を捨ててまっさらな気分で楽しむことができます。
「僕らはみんな黄色い潜水艦の中で暮らしているんだ」
可愛く楽しい歌ですから素直に愛しましょう。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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