2003年にリリース
「Dream Drive」は「Shut Out」とのダブルA面シングルとしてリリースされました。
ちなみにこの2003年がどういう年だったかというと、イラク戦争が勃発したりSARSが流行したりと、私たちを不安にさせるような出来事が次々と起こっていました。
それに伴い日本全体としても元気のない年だったように感じます。
だからこそ、この「Dream Drive」のような楽しい楽曲を救いのように感じていた人たちもいたのではないでしょうか。
まずはPVからチェック!
いつまでも生き続ける
2003年にリリースされたということで、つまり今から10年以上前の楽曲なのでビデオに登場する人たちのファッションがどことなく時代を感じさせるものがありますね。
とはいえ、曲の古さを感じさせることはありません。
むしろ新鮮にさえ聞こえてくるので、良い曲は色褪せないものなのだなと改めて感じます。
アゲアゲな中にも
聴いているだけで楽しくなってくるのが魅力であるSOUL'd OUTの楽曲ですが、切なさも併せ持っているのもまた魅力であります。
PVでも仲間たちとワイワイ踊って騒いでいるかと思えば、夕暮れを背景にしみじみと歌い綴っています。
このあたりの絶妙なバランスが彼らが解散後も根強く支持されるゆえんなのかもしれませんね。
楽しく派手にイエーイ!と騒ぐのもいいですが、そればかりだとさすがにお腹いっぱいというか、ついていけなくなってしまう危険性がありますからね。
続いて歌詞をチェック!
楽しんでいこう!
走り出せ My carでアイアイ 照りつけるSunshineみんな ワイワイ
ハレーション起こして 相当上がったテンション
パノラマじゃおさまんない 当たり前
Say what? わがままDrama 文句無し上機嫌
そう昨日と今日じゃ大違いじゃない!?
出典: Dream Drive/作詞:Diggy-MO’/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO’/Shinnosuke
この冒頭から楽しそうな様子がうかがえます。
車の中で音楽を大ボリュームでかけながら、仲間たちと騒ぐ様子が想像できます。
「昨日と今日じゃ大違い」という箇所から、昨日まではどこか皆落ち込んでいたり元気がなかったりしたのかもしれません。
普段は社会人として働き、仕事では色々苦労もし、時には理不尽な目にも遭うことがあります。
あるいは少し偏見になってしまいますが、一見お気楽に見えそうな学生の場合でも、勉強のことであったり、サークル活動などでの人間関係に悩んでいることがあると思います。
普段はそんな鬱々とした気分でいるけど、今日ぐらいは嫌な事は忘れてしまって、ただただこの瞬間を楽しもう!そういう前向きさが表れているようにも受け取れます。
恋の予感があるかも?
Why? I don't know why Let's take a ride!
Hey! いかにもなSituation期待したい
露出度高めのナリしてるコ 夢中 SOUL'd OUT カーステレオ
音 ボリューム もっとでか目じゃなくちゃ んで真昼間だからFried potato
塩が足んねぇよ 笑いとまんねぇよ Axelガッツリと踏んでけよ Hey-yo
わかってるぜ OK! すでにねぇごらん Baby ほら大海原
出典: Dream Drive/作詞:Diggy-MO’/Bro.Hi 作曲:Diggy-MO’/Shinnosuke
海、太陽、女の子(もちろん水着姿)、これらのキーワードは男性が夏を楽しむものとして昔から語り継がれてきたような気がします。
特に日本社会では、サザンオールスターズが世に出てから、これらは夏の代名詞なのかとさえ感じます。
せっかく海へやって来たのだから、かわいい女の子と運命の出会いなんてことも期待したいところなのでしょう。
でもその為には、とにかく音楽をガンガンボリュームを上げて、自分たちをアピール!とにかく目立たないと!
といっても、特に焦っているというわけでもなさそうです。
本気でかわいい女の子をゲットしよう!何が何でも結果を出そう!と気負っている感じはありません。
どちらかというと、ガールハントするその過程を仲間たちと楽しんでいる、という方がしっくりくるかもしれません。
買ってきたフライドポテトの塩が足りてなくていつもなら文句のひとつでも言いたくなるけど、今日はその状況もなぜか楽しい。
仲間と一緒にいるその空間空気を楽しんでいるのでしょう。