10thシングルとしてリリース

CD内容の魅力

【バッドパラドックス】BLUE ENCOUNT10thシングルとしてリリースされました。

初回生産限定版CDの内容がとても豪華で、ファンにとって魅力的な1枚となっています。

まず、『HALL TOUR 2019 apartment of SICK(S)』を収録した特典DVDが付属。

人気曲の【VS】や【ハウリングダイバー】のライブ映像を観ることができるのはとても貴重です。

また、カップリング曲には椎名林檎さんの【ギブス】のカバーが収録されたことでも話題となりました。

記念すべき10枚目に相応しい特別なシングルCDだと思います。

【バッドパラドックス】のテーマ

【バッドパラドックス】は耳に残りやすいメロディが特徴的で、非常に中毒性が高い楽曲です。

日本テレビ系土曜ドラマ【 ボイス110緊急指令室 】主題歌だったことで知った方も多いのではないでしょうか?

派手な編曲とは裏腹に、歌詞の内容は少しダークな雰囲気になっています。

人生の絶望の中で決断を迫られる男性が主人公です。

『決断』がテーマとなっており、ただ暗いだけの歌詞というわけでもありません。

最後には前向きな想いも綴られています。

そして、【バッドパラドックス】にはもう一つの裏テーマも隠されているのです。

それは記事の後半で解説させていただきます。

タイトルの意味

BLUE ENCOUNT【バッドパラドックス】歌詞の意味を徹底解釈!何を守りたいの?踊る真意に迫るの画像

【バッドパラドックス】という曲名の意味を考えてみましょう。

「バッド」というのは英語の「悪い」という意味です。

「パラドックス」という言葉は、「間違っているようで間違っていない」という意味になります。

少しわかり辛いかもしれませんが、ことわざで例えれば「急がば回れ」もパラドックスの一つです。

このことから、曲名の【バッドパラドックス】とは「良かれと思ってしたことが悪いことに繋がる」となります。

この曲名の意味を頭に入れて、曲の解釈を進めていきましょう。

1番の歌詞解釈

傷ついた「君」

あの日 気づけなかった SOS
未だに追いかけている
白と黒に挟まれて
傷つく姿 見てられない

出典: バッドパラドックス/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一

エッジの効いたギターのリフと、ベースのスラップが印象的なイントロから曲は始まります。

詞の歌い出しは主人公の昔の記憶のことからです。

主人公は、誰かを助けることができなかった過去を悔やんでいます。

その誰かは、善と悪の間で起きたいざこざに巻き込まれ、心に傷を負っているようです。

悲しい思い これ以上 その瞳から
こぼれないように 君と
ずっと 並んで雨に打たれよう

出典: バッドパラドックス/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一

「君」という存在が登場します。

先ほどの誰かとは、「君」のようです。

主人公の恋人でしょうか。

この詞からは、君をこれ以上傷つけないという主人公の意志が感じ取れます。

正解を気にするあまりに
問題さえも解らなくなる
「ココニイルヨ」と
今にも消えそうな叫び
鼓膜揺らす

出典: バッドパラドックス/作詞:田邊駿一 作曲:田邊駿一

主人公は、君を守るための正解の行動がわからないでいるようです。

君は生死の間をさまよっているのでしょうか。

声を出すのもやっとの状況が詞に綴られていいます。

迫るタイムリミット