どのように生きるか
明けない夜も歌が途切れないように
出典: Prover/作詞:milet 作曲:milet,TomoLow
上記の歌詞はどんなに辛い状況でも、希望を持ち続けることの尊さを表しています。
当てなく迷う夢がもつれないように
出典: Prover/作詞:milet 作曲:milet,TomoLow
このフレーズは、登場人物であるアナを連想させました。
第七特異点の敵として登場する魔獣・ゴルゴーンは、今まで共に戦ってきたアナの未来の姿でもあります。
アナは自分の未来であるゴルゴーンに対して、彼女の望みを打ち砕く道を選択しました。
彼女の望みが叶えば、人類には死しか残されないからです。
上記の歌詞は未来の自分が人に害を与える望みを持っていても、自分で防ぐという意思を表していました。
アナが、未来でどのような姿になるかは関係ありません。
今ここにいる彼女が、ゴルゴーンを止める決意をしたということが重要なのです。
すれ違った足跡たち 振り返らぬように
出典: Prover/作詞:milet 作曲:milet,TomoLow
上記の歌詞は、「犠牲になった人を悔やんではいけない」という意味です。
第七特異点にて、藤丸たちは多くの命が犠牲になるのを見てきました。
ですが彼らを悼むばかりに、彼らの死を後悔してはなりません。
それは、彼らがした選択を後悔することにも繋がるからです。
他者がその人の人生を悔やむのは、そのような選択をした彼ら自身をも貶める行為といえるでしょう。
踏み外したあなたでさえ手離さないように
出典: Prover/作詞:milet 作曲:milet,TomoLow
この歌詞は、過ちを犯した人にも手を差し伸べることを表していました。
これは、ギルガメッシュのキングゥへの思いを彷彿とさせます。
キングゥとは、死んだエルキドゥの肉体に別人の魂を入れて作られた存在でした。
第七特異点における災厄の発端ともいえる人物です。
それでもギルガメッシュは、かつての親友の体を持つ彼がどのような選択をするのかを見届ける道を選びました。
これは、どんな過ちを犯してもそれを責めるのではなく許すことを意味しています。
私は証明者
証明するものとは?
I'm the prover
I am the prover
終わらない世界にだって立ち向かうように
出典: Prover/作詞:milet 作曲:milet,TomoLow
2行目であえて「I'm」を「I am」と表記することによって、より断定する表現となっていました。
英詞の部分を和訳したのがこちらです。
私は証明者
私は証明者なのだ
出典: Prover/作詞:milet 作曲:milet,TomoLow
では、私が証明するものとはなんなのでしょうか。
それは自分という存在、ひいてはその生きざまにほかなりません。
「どのような選択をして生きるか」とは、「自分がどのような人間か」ということを表しているからです。
「自分はこう選択した、こういう存在なのだ」と表現できるのは自分だけ。
3行目の歌詞は、人理修復のために訪れる特異点での出来事を表しているのではないでしょうか。
絶滅という人類の運命にあらがうさまを描いていました。
舟が向かう先にあるもの
I'm the prover 命の声が
また響き出すころに あなたと(I'll be there)
沈まずにゆく舟を
出典: Prover/作詞:milet 作曲:milet,TomoLow