タイトル「ディストピア」とは理想郷を意味する「ユートピア」の対義語。
つまり「監視」や「制限」が当たり前の息苦しい環境を示しているのです。
歌詞に出てくる言葉から、「炎上」や「ディスり」などといった要素が感じられます。
誰かを集中砲火して潰し合う世界…それを「ディストピア」と表現しているのではないでしょうか。
鋭いテーマを鋭いメロディラインで表現
自信のなさやコンプレックスから誰かを攻撃する行為。
一瞬満たされた気分になるのですが、結局はいつまでたっても幸福感を得ることはできません。
そんな「ダークなテーマ」を鋭いメロディラインで表現。
まふまふ自身、知名度の高さゆえに頻繁に炎上騒動に巻き込まれています。
その中で感じた事柄が表現されているのかもしれませんね。
余談ですがこの楽曲、カラオケで歌うとめちゃくちゃスッキリします。
ヘッドヴォイス(芯のある裏声)やホイッスルヴォイス(超高音)の練習にもってこいなので、ぜひお試しください♪
3位 すーぱーぬこになりたい
すーぱー癒される楽曲
ここまでダークな色の楽曲が多かったのですが、一気に作風は変わります。
まふまふは生粋の猫好き。
2018年には愛猫「いろは」とともに生活をはじめました。
「あまりに猫が好きすぎて、羨ましすぎて、むしろ自分が猫になりたい!」
「もうめんどくさいのはやだ~!」
そんな気持ちが伝わってきます。
個人的にはBメロの「にぼし」コールがかなりツボです。
今回はソロ楽曲を中心にご紹介しているためシリアス性が高いですが、ポップな楽曲もまふまふの魅力。
歌い手仲間とのコラボではハイテンションが発揮されていますよ。
2位 夢のまた夢
素敵なMVは必見
大ヒット作「夢のまた夢」は美しい映像を楽しむことのできるMVが魅力。
まふまふのイケメンぶりが「これでもか!」というくらい活かされています(笑)
神社の境内での色とりどりのライトアップによる演出は、幻想的な世界観ですね。
灯されたロウソクも美しいです。
歌詞も美しい
ここまでの楽曲紹介で、まふまふが経験してきた苦痛を感じ取ることができました。
でも「夢のまた夢」ではそんな世界を「好きで堪らない」と表現しているのです。
「辛いこと」を受け入れたうえでの言葉には重みがあります。
映像だけなく歌詞に描かれているテーマも美しい…。
この奥深さがまふまふの生み出す楽曲の魅力です。
1位 輪廻転生
集大成ともいえる作品
ここまでご紹介した楽曲の集大成ともいえる「輪廻転生」。
息苦しさや苦痛をも覆そうとするエネルギーが感じ取れます。
泥まみれになって力尽きるのではなく、生まれ変わったかのように生き抜いてみせる。
そのことを「輪廻転生」と表現しています。