お酒の力は相手にどう理解されるか
ウィスキーの力を借りているのでしょう。
しかし、お酒の力を借りて言葉を伝えていることが、相手にどう捉えられるかはわからないです。
もちろん彼女は、素直に嬉しいかもしれません。
ただ、何度もこんな状態が続いていれば、受け取り方も変わってきます。
お酒を飲んだから調子のいいことを言っていると捉えられかねません。
2人の生活はうまくいくのでしょうか。
心はいつも春
前向きな主人公
驚きだらけの春は過ぎたけど
いつも心には終わらない青春
出典: Always/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
2人は付き合ってかなり長いのだという印象を受けます。
お互いの考え方や性格などを知り尽くして、驚きは無くなったのでしょう。
しかし、心はいつも春だと言っています。
主人公は、2人は最高のカップルだと思っているようです。
これもお酒にまかせての考えでしょうか。
それとも、いつも心の奥ではこういう風に考えているのでしょうか。
少なくとも主人公は「いつも(Always)」と思っているようです。
しかしどちらにせよ、それが上手く彼女に伝わっていないのだと思います。
だからこそ、タマネギを切りながら泣いているのでしょう。
彼女の心情に、主人公は気づいているのでしょうか。
ウィスキーを飲みながら自分だけ納得してしまっているようでは、同じことの繰り返しです。
彼女はまた泣いてしまうと思います。
2人の間にすれ違いはないのでしょうか?
もしかすると主人公は違和感に気がついて、お酒で自分を無理矢理納得させているのかも。
そう考えると、明るい音楽の裏側に退廃的な風景が見えてくるようです。
まだ言葉を伝えていない?
抱きしめたいんだ ほんとはいつでも もう一口飲んだらいくよ
出典: Always/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
主人公は、タマネギを切る彼女を抱きしめようとしているようです。
しかしまだ、ためらいが見られます。
もしかすると、歌詞の1番のBメロで言いたかったことも、まだ言っていないのかもしれません。
伸ばし伸ばしになっていますね。
この一口を飲んだらから、この一杯を飲んだらに変わっているのかもしれません。
主人公は本当に思いを伝えることができるのでしょうか。
このままグダグダで終わってしまう線も否定できなくなってしまいました。
しっかり行動に移した2番のサビ
歩み寄った主人公
It’s Only Love Forever. Always I Like You!
誰にも邪魔させはしない
It’s Only Love Forever. Always I Love You!
今日はボクが何か作るよ
出典: Always/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義
料理をしている彼女に歩み寄って、料理を作ると提案しました。
普段はほとんど料理をしないけれど、たまには感謝を伝えたいという思いがあったのでしょう。
いつも自分はお酒ばかり飲んで、家事をすべて彼女に任せているという自責の念からかもしれません。
ただ、しっかりと行動に移したことで、恋人の気持ちも幾分か和らいだと思います。
もしかしたら、この瞬間から2人の関係がまた新たなものになるのかも。
主人公は驚きはない関係と言っていましたが、2人とも変化に驚いた瞬間ではないでしょうか。
これからはもう、彼女が泣くことはなくなるかもしれません。
タマネギの大事な役割
It’s Only Love Forever. Always I Like You!
ごめんよ 寂しくさせて
It’s Only Love Forever. Always I Love You!
キミが教えてくれた ボクを強くさせる Always そう! I Love You!
タマネギがやけに目にしみる
出典: Always/作詞:斉藤和義 作曲:斉藤和義