「春夏秋冬」で一気にスターダムへと駆け上ったHilcrhyme
デビュー2作目でレコチョクランキング3位の記録を樹立!
ラップというとどこかアンダーグラウンドな雰囲気がありますが、キャッチ―なメロディとあたたかな歌詞で受け入れやすいヒップホップを作り上げたHilcrhyme。
2014年には日本武道館でワンマンライブを成功させるほどの人気を誇っています。
大ヒットした2ndシングルの「春夏秋冬」は、きいたことあるのではないでしょうか。
着うたフルでミリオンを達成し、TVCMやTV番組のエンディングテーマとして9つのタイアップを持つHilcrhymeを代表する楽曲ですからね。
メンバーは、ボーカルのTOCと、DJ KATSUの2人。
2001年に共通の知人を通してDJ KATSU主催のイベントにTOCが参加したことがきっかけで知り合い、2005年にはHilcrhymeとしてインディーズデビューを果たしました。
デビュー当時は声質などがKREVAにも似ていたことがあり、disられていたこともありました。
TOCは、KREVAが大好きで神様の様に崇めていたそうです。毎日曲を聴きこんで、当時は心酔していたため、やっぱり歌い方も似ていたのかもしれないと本人も語っています。
しかし、そんなdisに負けず闘い続け現在ではヒップホップ界で一目置かれる存在になっていますね。
TOCはとにかく一つのことに没頭していないと気が済まない性格なので、どんどんと新しいヒップホップの世界を切り開いてくれることを楽しみにしたいですね。
Hilcrhyme「友よ」
8thシングル「no one」のカップリング曲として収録
「友よ」は、2011年6月29日にリリースされたシングル「no one」のカップリング曲として収録されています。
この楽曲は結婚式で新婦の友人の言葉で涙が出るのは鉄板だけれど、男性の友人からのコメントって泣けないものが多いと思ったことがきっかけで、”男性から言葉でも涙を流せてもいいんじゃないか”と考え作ったそうです。
このエピソードからも分かるように、この楽曲はまさに”ウェディングソング”。
男同士の友情がいっぱい詰め込まれた楽曲で、男の人にとっては一度は経験したことがある青春時代のバカ騒ぎの思い出など共感できるフレーズがいっぱいあると思います。
ずっと一緒にいた相手への感謝の気持ちを素直に歌った楽曲を結婚式で披露されたら、もう涙腺崩壊してしまいます。
「友よ」の歌詞
幹事の立場で歌う歌
I rap for my men
俺とおまえには無い境界線
おめでとう 今日 大恋愛を経て
この素敵な教会で
見せてもらった一人前の男の誓い
それじゃあ受け取れ
俺からのお祝い
出典: https://twitter.com/Aya_Hilcrhyme_T/status/652079504131624960
結婚式の余興なんかで歌いやすいこの曲。
歌詞はまるで親友からの手紙のような言葉で綴られています。
教会で結婚式を挙げる親友に、精一杯の愛を送っているのが伝わってきますね。
結婚式とラップってあまりない組み合わせで、インパクトばっちりです。
友よ こんな俺と共に居てくれて
本当にありがとう
さらば 青き春の頃に
落ち着いたら皆で会いましょう
出典: https://twitter.com/kuzyounegi1998/status/670541916086243328
親友のことを改めて振り返った主人公が心に思ったのが”感謝の言葉”です。
今までのこと、これからのことをちょうど考え直すことが出来る新たな門出だから、普段言えないような言葉も送ることが出来ます。
青春時代から一緒に過ごしてきた仲間と、これからも変わらず付き合ってほしいという願いが読み取れますね。
今日は今までで一番の無礼講
なぁ マイクラスメイト
チャリで並走 家路まで
ぎこちなくとったコミュニケーション
地元どこどこ? 何中? ah
互いに決して高くないIQ
誇らしげに見せ合った
ブランド品 パチモンの財布
出典: https://twitter.com/kuzyounegi1998/status/670541916086243328
ここで語られるのは、初めての出会いです。
最初の出会いは、同じクラス。
お互いに自転車通学で、どことなく似た者同士の2人だったから、最初はぎこちなくてもすぐに仲良くなれたのでしょう。
ダボダボのスラックスにYシャツ
逆らうことで何故か得た快楽
青い時代に気が合った
遠慮などは一度もしなかった
あの頃の思いも
今なら言える
出典: https://twitter.com/shunki100/status/516558458535944193
思春期に大人への反抗で、友達とバカなことをやったという記憶がある人もいるのではないでしょうか。
真っ直ぐで、エネルギーにあふれた青春時代。
それからずっと付き合ってきた長い年月は、2人の仲の良さを感じることが出来ますね。
友よ こんな俺と共に
居てくれて本当にありがとう
さらば 青き春の頃に
落ち着いたら皆で会いましょう
酒を交わす まだ夜通し
三十路過ぎて未だに宅飲みか
いつまで経っても変わらない
幼い笑顔が真っ赤に染まる
出典: https://twitter.com/tw_peita/status/848136679202226178