「鮮やかな風」というのは他の女性のことだと思われます。

心変わりは決してしないと言っています。

恋をしている時は何気ない景色すらも美しく感じるものです。

ふと空を見上げた「僕」は目に痛いほど真っ青な空を美しいと思ったのでしょう。

「君」のことを想うと「僕」の気持ちは、それほど舞い上がってしまうんだと思います。

綺麗な青空の中で、風に吹かれても強く咲いている1輪の花。

そんな情景が浮かんできませんか。

like a flower
-flower bloom in sunlight and live close to you-

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

花のようになりたい…太陽の光の中で咲く花のように「君」の近くにいたい…

和訳するとこういった意味になります。

太陽の光の中で咲く花とは「ひまわり」です。

ひまわりは太陽の方向を向いて咲く特徴を持ちます。

暗い牢屋の中にいたような「僕」の心は、「君」に出会ったことで、太陽のように暖かい光が差したのでしょう。

ひまわりの花言葉は「憧れ」、「あなただけを見つめる」です。

太陽のような「君」に憧れる一途な「僕」の気持ちを上手く表していると思います。

「あの丘」とはどういう意味?

いくつもの種をあの丘へ浮かべて
きれいな花を敷きつめてあげる
早く 見つけて 見つけて ここにいるから
起こされるのを待ってるのに
いつでも君の笑顔に揺れて
太陽のように強く咲いていたい
胸が 痛くて 痛くて 壊れそうだから
叶わぬ想いなら せめて枯れたい

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

出ました!「あの丘」です。

ヴィジュアル系、そう呼ばれるバンドの曲にはよく「丘」が登場します。

曲によってどんな意味かは違っていますが、この場合「僕と君との未来」を例えたものと受け取れます。

「あの丘=僕と君との未来」に「きれいな花を敷き詰めてあげる」

つまり、「幸せにしてあげる」という意味ではないでしょうか。

幼い男の子が同じく幼い女の子に花を差し出している…そんなかわいらしい姿も思い浮かびます。

気持ちに気づいて欲しい受け身な「僕」……

なんとなく繊細な男性を想像してしまいます。

当時のhydeさんの中性的な容姿にぴったり歌詞です。

少し、「君」に甘えているともとれます。

「僕」という一人称の通り、主人公は母性本能をくすぐるタイプなのかもしれません。

 

ただ、「僕」はすでに「君」に想いを伝えて返事を待っている状態とも受け取れます。

はたして自分の想いにこたえてくれるのだろうか?

そう思い悩んで「もういっそフッて欲しい!」という心境なのかもしれません。

いずれにしても、片想いの辛く切ない気持ちに共感した方も多いのではないでしょうか。

 

いかがだったでしょうか。

flower』は内向的な主人公の内に秘めた激しい想いが伝わる歌詞でした。

曲の雰囲気もあり、同じく繊細な想いを抱いている人には響く歌詞です。

今回ご紹介した内容を思い出しながら、もう一度曲を聴いていただけたら幸いです。

『flower』を演奏してみましょう!

ハーモニカのコード

キー:G
6 666⑤ 5④5
6 666⑥7⑦6 7⑦6

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

flower』のコピーを考えているのなら、ハーモニカもコピーしたいところです。

下記URLにハーモニカを演奏する際に役立つ情報が載っています。

チェックしてみてください。

10ホールハーモニカについての基本的なQ&Aをわかりやすくまとめました。10ホールハーモニカってどんな楽器?ベンドって何?このページを見ればすぐにわかります!音を聴きながらなので、よりよく理解できます。 *

ギターコード

【flower/L'Arc~en~Ciel】◯◯が歌うバックコーラスが気になる?!歌詞&コードを紹介の画像

C/C/Em/D/D

G/C/G/C/G/C/Am7/Am7/C/C

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

前奏部分です。

この部分だけで何の曲か分かるほど印象的なメロディーです。

Aメロ&Bメロ

G      D   B7onD# Em  /Em7onD
そう気づいていた 午後の   光にまだ
C  Dsus4 D G
僕は眠っ  て る
     D B7onD#   Em /Em7onD
想いどおりにならない シナリオは
 C  Dsus4  D C
戸惑いばかり  だけど

  C   Cm       Em    Dsus4 D/Dsus4
今日も会えないから ベットの中  目を閉じ  て
D C  Cm     Em G  C Dsus4 D/D
次の次の朝までも この夢の君に見とれてる  よ

出典: flower/作詞:hyde 作曲:hyde

サビ~1番の終わりまで