“you can make it up”
makeには「難しいことや大変なことをうまいことやる、やり遂げる」という意味もあります。
“make it” の “it” は「何か大変なもの」「困難なもの」「挑戦するもの」などを意味しています。
歌詞2行目の部分は「自分を信じるんだ。きっとうまくいくよ」と言っています。
最初から最後まで「自分自身のことを最後まで信じるんだ」というメッセージが何度も繰り返されています。
「自分を信じる」とはどういうことなのでしょうか。
一番の味方は自分
何かをやり遂げたいとき、誰かを守りたいとき、自分を奮い立たせたいとき、くじけそうなとき。
自分の代わりに誰かがやってくれたらいいのだけれど、人生はそんなに甘くない。
誰かになんと言われても、バカにされても、自分が信じたものを貫いていくために。
自分らく生きていくためには、自分の道は自分の足で切り開いていくしかありません。
そのときに唯一信じられるもの、味方になってくれるのは他の何者でもなく「自分自身」。
一般の同年代の日常とかけ離れた生活を送るHey!Say!JUMPのメンバー。
そういう悩みに苛まれることも多かったのではないでしょうか。
悲しいとき、辛いときに元気と勇気が出る曲
「自分を信じろ」「夢は続いていく」というメッセージが繰り返されるこの「Your Seed」。
ファンや10〜20代の間では、「悲しいとき、辛いときに元気や勇気が出る曲」として上位にランクイン。
「この詞を書いた人はどんな人で、どんな気持ちで書いたんだろう?」と思わずにはいられません。
作詞家のma-sayaという人に焦点を当ててみたところ、衝撃の事実が…!
ma-sayaは26歳の時、筋肉が次第に動かなくなる難病、筋ジストロフィーを患ったのです。
「Your Seed」の起源
壮絶な半生を送った作詞家が綴った歌詞
ma-sayaは「Your Seed」の他にも、同グループの「情熱JUMP」、「真夜中のシャドーボーイ」を作詞。
他にも嵐の「Crazy ground の王様」、「Yes?No?」など幅広く詞を提供しています。
ma-sayaの提供する曲には「自分を大切に」というメッセージの込められた詞が多く見られます。
Amazon.co.jp: 3年で咲いてみせます
病に向き合い、自分を信じることで作詞家として生まれ変わったma-saya。
自分自身の半生を書き記した本も出しています。
彼の詞には「辛くても大丈夫。諦めなければ夢は叶うよ」という魂の声が宿っています。
「Your Seed」はHey!Say!JUMPとそんな作詞家が届ける、多くの人への応援ソングなんですね。
歌詞とパート割り
(山田・高木)
あいまいな 噂より自分
信じてみればいんじゃない
本当にやりたいことから 君は逃げてるんじゃない
出典: Your Seed/作詞:ma-saya 作曲:h-wonder
親の言うこと、先生の言うこと、上司の言うこと、友達の言うこと、SNSで拡散されるいろんな情報…。
本当か嘘かわからない噂が絶えないこのご時世、一体何が本当なのかわからなくなること、多いですよね。
人はいろいろなことを言うけれど、あなた自身はどうしたい?
噂や世間体を言い訳にして実は本当にやりたいことから逃げてるんじゃない?
いきなり核心を突く問いかけからメロディーが始まります。
心に刺さるフレーズ
人生なんて言えば 胸に重く響くけど (BEST:高木・有岡・伊野尾・薮・八乙女)
好きなもの好きと言える 勇気だけは 手放したらダメだよ (SEVEN)
出典: Your Seed/作詞:ma-saya 作曲:h-wonder